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男性向け読み聞かせ講座人気 阪南・高槻・大東の図書館

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男性向け読み聞かせ講座人気 阪南・高槻・大東の図書館

 子供に絵本を読み聞かせる男性「読みメン」の養成講座が人気を呼んでいる。就学前から本に接する機会を増やし、本好きの子供たちを育てようと府教委が実施している事業の一環。大阪府阪南市のほか高槻、大東市の図書館でも開催しており、パパだけでなく、孫に読み聞かせをしてみたいという「じいじ」の参加も歓迎している。

 府教委によると、「読みメン」という名称は、島根県が提唱。周辺自治体のほか、府内自治体でも広まってきている。

 阪南市立図書館は、家庭での子供とのコミュニケーションに役立ててほしいと企画。父親の育児参加を推進するNPO法人「ファザーリング・ジャパン関西」のメンバーが講師を務め、子供が喜ぶお薦めの絵本を紹介したり、読み方や本の持ち方などを指導したりする。

 阪南市の講座は4回連続で、今月3日に行われた第1回には男性6人が参加。「妻に勧められてきた」「孫に読み聞かせをしてみたい」という“イクメン”や“イク爺(じい)”もいたという。

 担当者は「読み聞かせが父親の子育て参加のきっかけにもなるはず。実践形式なので、ぜひ、お子さんやお孫さんと一緒に参加してほしい」と話している。

 第2回(10月24日)、第3回(11月8日)、第4回(11月21日)で、対象は府内在住の男性。各回定員20人で、1回だけの参加も可能。参加無料。問い合わせは阪南市立図書館(電)072・471・9000。