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イチロー 大リーグで初のマウンドに10月5日 10時08分
大リーグ、マーリンズのイチロー選手が4日のフィリーズ戦で初めてピッチャーとしてマウンドに上がり、1イニングを投げて2安打1失点でした。
イチロー選手は、4日にフィラデルフィアで行われたフィリーズとのレギュラーシーズン最終戦で、3回からライトの守備に入りました。そして2対6とマーリンズがリードされた8回の裏、みずから志願して4人目のピッチャーとしてマウンドに上がり、スタンドのファンから大きな歓声が送られました。
イチロー投手はゆったりとしたピッチングフォームで、先頭バッターに2球目の138キロのストレートをライト線へのツーベースヒットとされ、悔しそうな表情を見せました。このあと1アウト三塁として9番バッターには初球のストレートを打たれ、ライトオーバーのタイムリーツーベースヒットで1点を失いました。それでも後続のバッターには変化球でストライクを取って、セカンドゴロとレフトフライに打ち取りました。イチロー選手は1回を投げてヒット2本を打たれ1失点、球速は143キロが最速でした。試合はマーリンズが2対7で敗れました。
イチロー選手は、プロ野球では1996年のオールスターゲームで9回に登板したことはありましたが、大リーグでは15年目で今回が初登板です。本職のバッティングでは2打数2三振に終わりました。
マーリンズはこれが今シーズンの最終戦で、イチロー選手は打率2割2分9厘、ホームラン1本、21打点は、いずれも大リーグに移籍してから最も低い数字となりました。またヒット91本にとどまり、プロ野球時代から続いていたシーズン100安打以上の記録が21年連続で途切れました。
イチロー投手はゆったりとしたピッチングフォームで、先頭バッターに2球目の138キロのストレートをライト線へのツーベースヒットとされ、悔しそうな表情を見せました。このあと1アウト三塁として9番バッターには初球のストレートを打たれ、ライトオーバーのタイムリーツーベースヒットで1点を失いました。それでも後続のバッターには変化球でストライクを取って、セカンドゴロとレフトフライに打ち取りました。イチロー選手は1回を投げてヒット2本を打たれ1失点、球速は143キロが最速でした。試合はマーリンズが2対7で敗れました。
イチロー選手は、プロ野球では1996年のオールスターゲームで9回に登板したことはありましたが、大リーグでは15年目で今回が初登板です。本職のバッティングでは2打数2三振に終わりました。
マーリンズはこれが今シーズンの最終戦で、イチロー選手は打率2割2分9厘、ホームラン1本、21打点は、いずれも大リーグに移籍してから最も低い数字となりました。またヒット91本にとどまり、プロ野球時代から続いていたシーズン100安打以上の記録が21年連続で途切れました。
「思い出としては残るが2回目は要らない」
大リーグでは点差が離れた試合の終盤、野手がピッチャーとして登板するケースがあり、イチロー選手も試合後、「1回はマウンドに立ってみたいというのはあったし、ジェニングス監督からちょっと前に、そういうこともあるかもしれないと言われていた。きょうはレギュラーシーズンの最後だし、4点差を追う展開だったので自分のほうから声をかけたら、監督はびっくりしていた」と登板の背景を説明しました。
そして「絶対にストライクをテンポよく投げようと思ったが、バッターがやっぱりちゃんとボールを捉えるし、嫌なものだと思った。シーズンオフに遊びで投げていた落ちる変化球は最高の球だと思っていたが、なかなか振ってくれなかった。大リーグのマウンドに立つなんてことは通常はありえないので、もちろん思い出としては残るが、2回目は要らない。ピッチャーを途中で諦めてよかったなと思ったし、ピッチャーの悪口は二度と言わないと誓いました」と笑顔で話しました。
そのうえで、大リーグ15年目のシーズンを振り返り、「体は全然問題ない。途中出場が中心で、毎日の準備がなかなか安定しない状態で、気持ちの面が難しかったが、今から1シーズン分に当たる162試合ぐらいだったらまだできる。大リーグで最強の外野陣と言われていたチームの中で、いちばん多い153試合に出場できたことは、どこにいてもチャンスはあるということだと思う」と話し、まもなく42歳となるベテランながら、体力、気力ともに衰えていない様子でした。
そして「絶対にストライクをテンポよく投げようと思ったが、バッターがやっぱりちゃんとボールを捉えるし、嫌なものだと思った。シーズンオフに遊びで投げていた落ちる変化球は最高の球だと思っていたが、なかなか振ってくれなかった。大リーグのマウンドに立つなんてことは通常はありえないので、もちろん思い出としては残るが、2回目は要らない。ピッチャーを途中で諦めてよかったなと思ったし、ピッチャーの悪口は二度と言わないと誓いました」と笑顔で話しました。
そのうえで、大リーグ15年目のシーズンを振り返り、「体は全然問題ない。途中出場が中心で、毎日の準備がなかなか安定しない状態で、気持ちの面が難しかったが、今から1シーズン分に当たる162試合ぐらいだったらまだできる。大リーグで最強の外野陣と言われていたチームの中で、いちばん多い153試合に出場できたことは、どこにいてもチャンスはあるということだと思う」と話し、まもなく42歳となるベテランながら、体力、気力ともに衰えていない様子でした。