【第1回】小橋建太が語る、抗がん剤治療は受けるべき?受けないべき? | EPARKくすりの窓口

コラム

2015/10/1 | 555 views

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【第1回】小橋建太が語る、抗がん剤治療は受けるべき?受けないべき?

【第1回】小橋建太が語る、抗がん剤治療は受けるべき?受けないべき?

今回より新コラムの連載がスタートです。新コラムでは、疾患を抱える人やその家族・周囲の人たちの悩みや相談に僕自身の経験を踏まえてお答できればと思っています。

腎臓がんを経験し、沢山の悩みを抱え、周囲の人たちに助けられて、今があります。

だからこそ、こういったコラムで同じような悩みを抱える人々や、その家族、周囲の人たちの力になれるように張り切ってメッセージを発信していけたらと思っております。

もしも、小橋建太に聞いてみたい!という相談があれば、可能な限りお答えしたいと思いますのでコメントを頂ければと思います。

『いくぞー』!!!

抗がん剤治療は受けるべき?受けないべき?

抗がん剤治療は受けるべき?受けないべき?

僕は2006年に腎臓がんを患いました。
プロアスリートとしては復帰不可能な病気と言われましたが、“絶対にプロレスのリングに復帰するんだ!”という気持ちがあった為、様々な治療法を聞きました。
どの方法が復帰に向けて一番有効かを考えた中で、「抗がん剤治療」ももちろん僕の中では一つの選択肢としてありました。

しかし、腎臓がんには抗がん剤治療が有効ではないため、手術による切除という方法を取らざるを得ませんでした。身体のダメージを少しでも軽減したいという思いから、先生には部分切除をお願いしましたが、転移の可能性が残るということから全摘出。
さらには先生から、「プロレス復帰は諦めてください。生きることを最優先に考えましょう。」と言われ、一度は自分の気持ちを心の中にしまいこみ、生きることを最優先に考えました。
やはり身体には予想以上のダメージが残りましたが、退院後の懸命なリハビリの結果、プロレスのリングに復帰することが出来ました。

抗がん剤治療自体、私自身は受けていません。
人生に「たら、れば」はありませんが、プロレスラーを続けたかったあの時、有効な治療法であったなら、もしかすると抗がん剤治療を受けていたかもしれません。
手術にしても抗がん剤治療にしてもリスクが大きいのは承知ですが、受けることにより何かが変わるかもしれない。そこに自分自身が少しでも希望を持てるのであれば抗がん剤治療も受けてみるべきではないでしょうか。

著者情報

小橋建太

業種
元プロレスラー
名前
小橋建太
専門
がん体験者
一言
プロレスラーとして一世を風靡し、数々のタイトルを獲得してきました。その一方でがんや数々の負傷に悩まされ、リングの外でも病やケガとの壮絶な闘いを繰り広げてきました。2013年5月に惜しまれつつも現役を引退し、現在はプロレスの練習を一般向けにアレンジした「プロレスエクササイズチャレンジ」や自身がプロデュースする興行「Fortune Dream」の他、各種メディア出演や講演活動などにより、自身の経験を伝えながらプロレス業界の発展に貢献し続けています。病気が発覚した時の心境、スポーツ選手ゆえの手術のタイミングや復帰にかける思い、闘病中の様子、復帰までの道のり…など、試合にもがんにも勝利をした小橋さんの熱い想いを連載にてお届けします。
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