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[28日 ロイター] - 米アップルは28日、新型iPhone(アイフォーン)の6S/6Sプラスの販売台数について、25日発売後最初の週末で1300万台を超え、過去最高を記録したと明らかにした。市場では同1200万─1300万台の売り上げが見込まれていた。
昨年発売された6/6プラスの1000万台を上回った格好だが、これには規制問題に伴い中国での売り上げは含まれていない。
アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は声明で「6S/6Sプラスの販売は驚異的で、最初の週末販売の記録を塗り替えた」とした上で「顧客の反応はすばらしく、3Dタッチやライブフォト機能が好評だ」と述べた。
10月9日以降、さらに40カ国以上で6S/6Sプラスを販売し、年末までに販売対象国は130カ国を超える見込みとした。
ムーア・インサイト・アンド・ストラテジーのアナリスト、パトリック・ムーアヘッド氏は、今回明らかになった販売台数を踏まえると、アップルはスマホ市場で最大のライバルとなっている韓国のサムスン電子から市場シェアを幾分か奪った可能性があるとしている。
中国経済に減速の兆しが出るなか、アップルの同国での業績に対する不安が投資家の間で出ていたが、FBRキャピタル・マーケッツのシニアアナリスト、ダニエル・アイブス氏は、「中国市場での需要は旺盛と見られる」と指摘。こうした不安は今後払しょくされていくとの見方を示した。
ただ28日午前の米株式市場でアップル株は前営業日終値比約1.3%安の113.17ドル近辺で推移。一時は112.46ドルまで下落した。
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