独VWの排ガス不正問題、IPOやクレジット市場に影響拡大
2015/09/26 14:35 JST
(ブルームバーグ):ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲン(VW)が米国の排ガス試験での不正を認めてから1週間が経過した中、VWの痛みは欧州のクレジット市場に広がり始めている。
関係者によると、VWの自動車ローンを裏付けとする2つの証券は25日時点でフランス銀行(中央銀行)による資産担保証券(ABS)買い入れの対象リストには含まれていなかった。また、VWに部品を供給する独シェフラー社は21日に新規株式公開(IPO)計画を発表したものの、最大の顧客であるVWに関する質問への対応に追われているという。不正問題の余波をめぐる懸念ゃ中国と世界の市場のボラティリティ(変動性)がIPO価格に関する投資家の見方に影響する恐れがあると関係者2人は指摘した。
VWが今月18日に2009年以降の米排ガス試験での不正を認めて以来、同社最高経営責任者(CEO)は辞任し、米国で27州が共同調査に乗り出しており、VW株は28%下落した。
元ポルシェ部門責任者でVWの新CEOに起用されたマティアス・ミューラー氏は、VWに対する信頼を回復することが喫緊の課題だと述べ、「業界内で最も厳格なコンプライアンス(法令順守)と統治の基準の策定・実行に向けて全力を尽くす」方針を表明した。
仏中銀とVW金融部門、シェフラーの広報担当者はいずれもコメントを控えた。
原題:Volkswagen Scandal Spreads Trouble From IPOs to Credit Markets(抜粋)
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更新日時: 2015/09/26 14:35 JST