ベタな青春物語
小細工なしの王道
あらすじ(Amazonより引用)
大学1年生の晴希は、道場の長男として幼い頃から柔道を続けてきた。だが、負けなしの姉と比べて自分の限界を悟っていた晴希は、怪我をきっかけに柔道部を退部する。同時期に部をやめた幼なじみの一馬に誘われ、大学チア初の男子チームを結成することになるが、集まってきたのは個性的すぎるメンバーで…。チアリーディングに青春をかける男子たちの、笑いと汗と涙の感動ストーリー。
感想
読書後が圧倒的、爽やかで心地いい。
学生の頃のひたむきに熱い気持ちを思い出した。
色々悩んで、ぶつかって、乗り越える。
王道中の王道だが、やはり気持ちがいい。
チアリーディングという、スポーツを通して描かれた今作だが、友情を描くには面白い題材だ。
チームワークが大切なこの競技から、友情が生まれていく。
チアリーディングに関しての知識がなかったが、わからなくても楽に読み進めることができる。
映像にしてもらえたらもっと面白いだろう。
ただ、朝井リョウさんが描く心は、いつでもリアルだ。
自分をごまかす描写には、自分を見透かされた気持ちになる。
学生特有の悩み、葛藤を思い出し恥ずかしくなる。
クライマックスでは、読んでいてもハラハラする。
そして、全員の本音が、汚いものから、美しく綺麗な感情に変わっていくシーン、涙がこぼれる。
美しくて、優しくて、強い物語。
是非、一読を。
名言
・壊したい、今までの自分も、自分の取り巻いてるものも。
・頑張れよ、という言葉がエンジンになる。
・【人は苦悩を突き抜けて、歓喜を勝ち得る】
こちらもどうぞ