ところが中国は、韓中の国防関連省庁の間に緊急連絡がやり取りできるホットラインを開設しようという韓国側の要求を7年以上も断り続けている。朴大統領も就任1年目時の習国家主席との初会談で、早期にホットラインを設置するとの約束を取り付けていた。だが、その後2年以上も設置の話は出てこない。韓中国防当局間に電話回線を設けることすら、このようにすぐに解決できないのだから、「政熱経熱」と浮かれているのは韓国側だけではないのかと聞きたくなる。
もちろん、今の中国は北朝鮮と血盟うんぬんと言っていたかつての中国ではない。中国も韓半島問題の軸が南北のどちらに傾いているのかをよく分かっている。北朝鮮の権力の奇行や退行などを考えれば、こうした流れは時間が経つにつれてより強まるしかない。この流れをどのようにして逆らうことのできない大きな流れにするのか、そして、その時間をどれだけ短縮できるのかが対中国外交の核心部分だ。そのためには、中国問題に関しては韓国が世界一になければならない。しかし、実際の状況は逆だ。中国の方が韓国の扱い方をよく分かっているように見える。中国のささやきに小躍りする韓国の姿を、唯一の同盟国・米国はどのように受け止めるのだろうか。これで統一に至る長く険しい道のりを最後までどう乗り切ろうというのか、心配だ。
この渦中に北朝鮮は核・ミサイル実験の再開を示唆してきた。北朝鮮がこの挑発行為を強行したら、現政権こそ過去最高だと宣伝してきた韓米同盟や韓中関係は試されることになる。真実が分かる瞬間が迫っている。