日常のささいなことだけでなく、人生における重要な問題までも自分で決め切れない若者もいる。与党セヌリ党シンクタンク、汝矣島研究院傘下の青年政策研究センターが先ごろ全国の20代5281人を対象に調査したところ、親が本人の意思決定に「影響を与える」と答えた人は54.5%に達した。
大学を卒業したばかりのCさん(27)は、私企業と公企業のどちらに就職するか悩んだ末「安定しているのが一番だ」という親の言葉に従い公企業を目指すことにした。また、若い女性が集まるオンラインコミュニティーには「結婚式のドレスを選んで」「子どもの塾を決めてほしい」など、他人に選択を委ねる書き込みが1日に数十件掲載される。
若い世代のこうした現象に関する書籍『決定障害世代』(韓国語タイトル)を著したドイツのオリバー・エゲス氏は「昔に比べあまりに多くの選択肢が与えられているため、簡単に決められなくなっているだけでなく、病的にあらゆる決定を先送りする傾向がある」と診断している。
韓国の場合、親の影響力も小さくないと指摘される。全北大社会学科のソル・ドンフン教授は「親の過剰な介入の下で育ち『選択の経験』が不足しているため、大人になっても自分で重要な決定を下せない面もある」と話している。
また、仁荷大消費者学科のイ・ウンヒ教授は「福袋を買うと欲しくないものが入っていることが多いように、若者たちが機械や他人の決定に依存すれば直接的・間接的な費用を支払うことになり『決められない人』がますます増えるという悪循環に陥る恐れがある」と指摘している。