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レジャー

   2015年9月20日

今日は彼岸の入り、曼珠沙華まつり開催中。華やかな赤は「死」の世界を知らせる色?


地面が真っ赤に染まります

地面が真っ赤に染まります

秋のお彼岸の頃に咲く赤い花、『彼岸花(ヒガンバナ)』。パッと目をひくキレイさなのに、なぜか「怖い」と言われがち・・・それは、名前のせい? それとも毒をもつせい? 『曼珠沙華(マンジュシャゲ)』とも呼ばれるこの花が、一面に群生する場所が埼玉県にあります。連休中は『巾着田曼珠沙華まつり 』も開催中。赤い花が放つ神秘のオーラに溺れてみませんか。

名付けて毒、墓、地獄、幽霊、死人、葬式・・・赤い花は彼岸の匂い

畦道に赤い道しるべ
畦道に赤い道しるべ
花言葉は「悲しい思い出」「恐怖」「また会う日を楽しみに」・・・と、なんだか不吉な趣きです。『ヒガンバナ』という呼び名は「お彼岸の頃に開花する」という由来とともに「食べれば彼岸(向こう岸・あの世)に行く」という意味もあるのだとか。また、日本中にたくさんの別名をもち、『ドクバナ』『ハカバナ』『ジゴクバナ』『ユウレイバナ』『シビトバナ』『ソウシキバナ』等々、どうしても「死」のイメージが離れません。一方『曼珠沙華』は、サンスクリット(梵語)の「天上の赤い花」を意味する『Manjusaka(マンジュウシャカ)』が由来といわれます。
いずれにしても現世とはちがう世界に導いてくれる、神秘の花のようです。

ヒガンバナは、全草(花・茎・葉、とくに球根)に『リコリン』というアルカロイド系の成分を含む有毒植物。皮膚や目につくと炎症をおこし、食べれば嘔吐・下痢・痙攣・呼吸不全などをひきおこすことが知られています。ヒガンバナを摘んで持ち帰ると「手が腐る」「病気になる」「死者が出る」などと言い伝えられたのも、茎の汁などでかぶれたり、球根を誤食して中毒をおこしたりする人がいたからかもしれません。

「球根1個でネズミ1500匹の致死量に相当する」ともいわれるヒガンバナ。ネズミやモグラよけに、田んぼの畦道に植えられていることが多いのです。独特の匂いもあり、「彼岸」に送られたくないネズミたちは避けて通るのだそうです。またお墓に咲いているのをよく見かけますが、土を掘り返す小動物から遺体を守る目的で植えられていたと聞きます。
じつは、球根の毒は水溶性。水にさらしてきちんと毒抜きすれば、デンプンは食用にできるのです。かつては飢饉に備える意味でも畦道に植えたようです(戦時中に食したという方もいらっしゃるでしょうか)。また、漢方薬や民間療法の外用薬としても用いられてきました。

報いが見えない葉。なぜかヒガンバナにはアゲハが集まってきて・・・

赤は「とまれ」です
赤は「とまれ」です
ヒガンバナは、発芽してから開花までがたったの一週間。しかも、いきなり茎が伸びてきて花を咲かせ、葉っぱが見あたりません!
このとき葉は球根の中で待機しているようです。花は、5日間ほど咲いて枯れてしまいます。それから寒くなるのを待って、ようやく出てくる葉。これは冬に光合成をすることで、土の中の球根を育てて翌年に備えるため。ヒガンバナの葉は、その使命のために地上では永遠に花を見ることができないのでした。

ヒガンバナはなぜかアゲハチョウに大人気です。ちょっと不思議なくらい寄ってくるのは、もしや見えない赤い糸で結ばれているのでしょうか? そう、アゲハチョウは他のチョウに比べて赤色がよく見え、華やかで大きな花にフラ〜と引き寄せられてしまうらしいのです。この時期、真っ赤な花はヒガンバナくらいなので、アゲハたちはせっせと通って花粉を運びます。
けれども、日本のヒガンバナはほとんどが種を作れない染色体。残念なことに、アゲハたちの行為では実を結ばないのだそうです。こんなに愛されているのに・・・。

巾着田に咲く赤い海!圧巻のオーラを浴びにでかけてみませんか?

欧米では『リコリス(女神さまの名?)』と呼ばれ、庭先や鉢植えで親しまれているヒガンバナ。日本でも「不吉な花」とされながらも、昔から多くの歌や物語に登場しています。ミステリアスな美しさは、やっぱり人を惹きつけてしまうようです。

そんな翳りの部分も魅力のヒガンバナの群生地、埼玉県の巾着田(きんちゃくだ)。 巾着のような形をした平地に、9月下旬から10月上旬にかけて約500万本(!)のヒガンバナ(曼珠沙華)が咲き誇ります。
9月19日〜10月4日には『曼珠沙華まつり』が開催され、シルバーウィークには特別イベントも。他にも、広島県の『辻ヒガンバナ群生地』などが名所として知られています。地を真っ赤に染める幻想的なオーラに酔ってみたい方は、秋の休日に足を運んでみてはいかがでしょう。
詳細は下記リンク先で、開花状況などもご確認の上おでかけくださいね。

(2015年9月20日)

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