線路上に大型クレーン転倒、帰宅の足に影響 /仁川

3人負傷、死者は出ず

線路上に大型クレーン転倒、帰宅の足に影響 /仁川

 16日午後2時36分ごろ、韓国・仁川市富平区のビル工事現場で作業中だった大型クレーンが現場脇を走る京仁線(ソウル地下鉄1号線と直通運転)の線路に倒れ込む事故が発生し、クレーンを操作していた作業員ら3人が負傷した。事故により停電が発生し、仁川駅から富川駅(京畿道富川市)までの区間で列車が上下線ともに7時間ほど運休、帰宅する人々が大きな不便を強いられた。17日の通勤に支障が出ないようにするため、コレール(韓国鉄道公社)は夜通しで復旧工事を行った。

 事故が起きたのは白雲駅付近のオフィステル(オフィスとしても利用可能な住居ビル)工事現場。高さ40メートルの固定式クレーンが設置中に倒れ、横にあった高さ20メートルの移動式クレーンとぶつかり、2基がともに防音壁を壊して線路の上に倒れ込んだ。

 事故による仁川駅-富川駅の運休を受け、ソウル市は混雑緩和のため午後6時から仁川・富平区庁駅が終点となる首都圏電鉄7号線(ソウル地下鉄7号線)で予備車両を運行させ、終電時間を午前1時から午前2時に延長した。仁川市も富川市と協議し、京仁線・松内駅が終点の富川市の市内バス42台を仁川地下鉄1号線の乗換駅である富平駅まで延長運行させた。また、市内バス8台を投入して富川駅から富平駅まで運行させた。

 コレールは午後9時半ごろ線路の一部を復旧し、その後は平時の6割水準で列車を運行した。

仁川=崔在鎔(チェ・ジェヨン)記者
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