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 石破茂地方創生相は18日午前の記者会見で、安全保障関連法案の審議をめぐり、参院特別委員会の鴻池祥肇委員長が「不備な答弁が目立った気がする」と指摘したことについて、「発言は重みを持つものだ」と述べた。

 法案の審議をめぐっては、衆院特別委員会の浜田靖一委員長も衆院での採決後、「法律10本(の改正案)を束ねたのはいかがなものか」と政府に苦言。鴻池委員長も17日の委員会採決後、「時には野党寄りと非難されたが、どうしても不備な答弁が目立った気がする。今後、謙虚に(批判に)もう一度耳を傾けてもらいたい」と述べていた。

 石破氏は両氏の発言について、「両委員長とも人として尊敬すべきベテランの政治家で、発言は重みを持つものだ。真摯(しんし)に受け止め、政府としてさらにより良きを目指して努力しなければならない」と語った。(菊地直己)