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IAEA「福島第一原発 緊急時の備え不十分」9月18日 8時35分
IAEA=国際原子力機関は東京電力福島第一原子力発電所の事故を総括する報告書についての説明会を開き、事故の背景には原発は安全だという思い込みが日本に広がっていて、緊急時の備えが不十分だったことなどを指摘しました。
IAEA=国際原子力機関は17日、本部のあるオーストリアのウィーンで、福島第一原発の事故を総括する報告書について、加盟国と情報を共有するため説明会を行いました。
報告書は40を超える国からおよそ180人の専門家が参加して作成されたもので、天野事務局長は説明会の冒頭、「この報告書は原発を利用していたり、計画したりしているすべての国にとって役立つものだ」と述べました。
続いて、報告書の作成に当たった専門家らが1200ページ以上に上る報告書の内容を詳しく説明し、事故の背景には原発は安全だという思い込みが日本に広がっていて、緊急時の備えが不十分だったことなどを指摘しました。
最後に意見交換の場も設けられ、日本の代表が「原子力の安全性の向上のために、事故の経験と教訓を国際社会に伝えていく」と述べたほか、各国の参加者からは、原子力の安全性の向上のためには積極的に情報を共有していくことが重要だといった意見が出されました。
説明会のあと、フランスの規制当局の担当者は「報告書は多くの事実や教訓を示しているので、今後はどうやって行動に移していくかが重要だ」と話していました。
報告書は40を超える国からおよそ180人の専門家が参加して作成されたもので、天野事務局長は説明会の冒頭、「この報告書は原発を利用していたり、計画したりしているすべての国にとって役立つものだ」と述べました。
続いて、報告書の作成に当たった専門家らが1200ページ以上に上る報告書の内容を詳しく説明し、事故の背景には原発は安全だという思い込みが日本に広がっていて、緊急時の備えが不十分だったことなどを指摘しました。
最後に意見交換の場も設けられ、日本の代表が「原子力の安全性の向上のために、事故の経験と教訓を国際社会に伝えていく」と述べたほか、各国の参加者からは、原子力の安全性の向上のためには積極的に情報を共有していくことが重要だといった意見が出されました。
説明会のあと、フランスの規制当局の担当者は「報告書は多くの事実や教訓を示しているので、今後はどうやって行動に移していくかが重要だ」と話していました。