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オーストラリア ターンブル首相が就任9月15日 20時30分
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オーストラリアで14日夜、急きょ行われた与党の党首選挙でアボット首相を破ったターンブル氏が、15日、首相に就任し、党内の混乱を収拾して内政や外交にどのような姿勢で臨むか注目されます。
オーストラリアでは、14日夜、与党・自由党の党首選挙が急きょ行われ、党首のアボット首相が、ライバルで通信相を務めていたマルコム・ターンブル氏に敗れました。
アボット首相は15日に退任し、代わってターンブル氏が首都キャンベラで宣誓を行って首相に就任しました。
ターンブル首相は、早ければ今週末にも組閣を行い新政権を発足させるとみられます。
ターンブル首相は、アボット氏が独裁的だと批判されていたのに対し、「同僚議員たちと常に相談する、本当の意味でのリベラルな政府を目指す」と抱負を述べています。
一方で、14日夜の党首選挙について、地元の各メディアは「クーデターだ」などと伝えていて、党内の混乱の収拾が課題となります。
また、アボット氏が安倍総理大臣との個人的な信頼関係をもとに日本と良好な関係を維持してきたことから、ターンブル首相が今後、内政や外交にどのような姿勢で臨むか注目されます。
アボット首相は15日に退任し、代わってターンブル氏が首都キャンベラで宣誓を行って首相に就任しました。
ターンブル首相は、早ければ今週末にも組閣を行い新政権を発足させるとみられます。
ターンブル首相は、アボット氏が独裁的だと批判されていたのに対し、「同僚議員たちと常に相談する、本当の意味でのリベラルな政府を目指す」と抱負を述べています。
一方で、14日夜の党首選挙について、地元の各メディアは「クーデターだ」などと伝えていて、党内の混乱の収拾が課題となります。
また、アボット氏が安倍総理大臣との個人的な信頼関係をもとに日本と良好な関係を維持してきたことから、ターンブル首相が今後、内政や外交にどのような姿勢で臨むか注目されます。
突然の交代劇の背景は
オーストラリアの首相が突然交代したのは、直接的にはターンブル氏が14日与党の党首をつとめるアボット首相に党首選挙の実施を迫ったことがきっかけですが、ターンブル氏が動いた背景には、アボット首相の政権運営が独善的だという不満の高まりがあるとみられます。
おととしの議会選挙で、当時の労働党政権を破り政権交代を果たしたアボット氏は、首相として不法移民の取締りやテロ対策などに腕をふるい一定の評価を受けてきました。
その一方で、政権運営が独善的だという批判が野党だけでなく与党内でも高まっていました。
このうち同性婚を認める法案を巡っては、与党の中でも同性婚に賛成する議員から自由投票を求める声が出たのに対し、アボット氏は連立を組む保守系の国民党とともに法案の先送りを決め、非難を浴びました。
また、ことし7月、前の下院議長に公金の不正使用の疑惑が浮上した際は、議長を擁護し続けるなど時には頑固とも言える立場をとったことも批判の対象となり、大手メディアの世論調査では、連立政権の支持率が最大野党・労働党の支持率を下回る状態が去年5月以降1年以上にわたり続いてきました。
オーストラリアでは、今月19日に西部の町で行われる連邦議会の補欠選挙で与野党の候補が接戦を繰り広げていることから、ターンブル氏としては補欠選挙を有利にするためにもこのタイミングで党首選挙を行い、アボット氏を首相の座から降ろそうと判断したものとみられます。
おととしの議会選挙で、当時の労働党政権を破り政権交代を果たしたアボット氏は、首相として不法移民の取締りやテロ対策などに腕をふるい一定の評価を受けてきました。
その一方で、政権運営が独善的だという批判が野党だけでなく与党内でも高まっていました。
このうち同性婚を認める法案を巡っては、与党の中でも同性婚に賛成する議員から自由投票を求める声が出たのに対し、アボット氏は連立を組む保守系の国民党とともに法案の先送りを決め、非難を浴びました。
また、ことし7月、前の下院議長に公金の不正使用の疑惑が浮上した際は、議長を擁護し続けるなど時には頑固とも言える立場をとったことも批判の対象となり、大手メディアの世論調査では、連立政権の支持率が最大野党・労働党の支持率を下回る状態が去年5月以降1年以上にわたり続いてきました。
オーストラリアでは、今月19日に西部の町で行われる連邦議会の補欠選挙で与野党の候補が接戦を繰り広げていることから、ターンブル氏としては補欠選挙を有利にするためにもこのタイミングで党首選挙を行い、アボット氏を首相の座から降ろそうと判断したものとみられます。