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北朝鮮「ニョンビョンの全核施設を稼働」9月15日 15時47分
北朝鮮は、事実上の長距離弾道ミサイルを発射する可能性を示唆したのに続いて、15日、国営メディアを通じて、「ウラン濃縮工場をはじめとした、ニョンビョン(寧辺)のすべての核施設が再整備され、正常稼働を開始した」と発表しました。そのうえで、「核兵器の質と量の水準を絶え間なく高め、核抑止力の信頼性を高める」としています。
ニョンビョンでは、北朝鮮の核問題を巡る6か国協議での2007年の合意に基づいて、核兵器の原料となるプルトニウムの抽出につながる実験用原子炉が無能力化されるなどしていましたが、キム・ジョンウン(金正恩)第1書記が最高指導者になったあとのおととし4月に、北朝鮮指導部は、核施設を整備し直して再稼働する方針を明らかにしていました。