全国初「バス停改札」導入 京都市、四条通の渋滞緩和へ
秋の観光シーズンを前に、京都市交通局は19日から四条通の2カ所のバス停に移動式の運賃箱を置き、乗客を降ろしてからバス停で運賃回収する。歩道拡幅工事中の四条通の渋滞要因となっている乗降時間を短縮するためで、同局によると「バス停改札」は全国初の取り組みだという。
四条通(烏丸-川端間)では、車道に張り出した「テラス型バス停」を導入しており、バスの乗降時に後続車が追い抜けない。今春の花見シーズンには大規模な渋滞が発生し、現在も昨年度同期比でダイヤが平均1~3分遅れている。降車時、運転士に1日乗車券購入や観光案内などを求める観光客が多く、市議会から改善を求められていた。
バス停での改札を行うのは四条河原町(西行)、四条高倉(東行)の両停留所。係員を各2人配置し、バス停の前先端部にベルトで区切ったスペースを設け、バッテリー付きの移動式に改造した運賃箱で料金を回収する。最も先端に停車した1台のみで実施し、後ろに停車したバスは通常通り車内回収する。19日以降の土日祝日と観光シーズン(11月下旬、来年3月下旬~4月上旬)平日の午後2~7時に行う。
ただ、運賃箱製作費と運搬費、バス停係員の業務委託費で計2千万円かかり、市議会からは費用対効果やバス停の混乱を懸念する声も上がっている。同局は乗降時間の短縮について「正確な予測は立てられていないが、効果があると確信している」とし、「テラス型バス停の広さを生かし、乗降客が交錯しないようにする」としている。
【 2015年09月15日 08時40分 】