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 茨城県常総市で鬼怒川の堤防が決壊して発生した洪水で、県の災害対策本部は15日、安否がわからないとされてきた15人のうち14人の無事が確認されたと明らかにした。残る1人は安否不明だが、避難所にいるとの情報もあり、確認している。市内では15日朝も警察や自衛隊などによる大規模な捜索が続いている。

 14人の無事は、15日朝の県災害対策本部の会議の冒頭で、大高均防災・危機管理課長が明らかにした。県によると、県警が安否不明者の自宅訪問や電話などを続けた結果、14日夜までに確認が取れたという。

 安否不明者の数をめぐっては、常総市の災害対策本部が洪水発生翌日の11日に22人と発表。一時31人にまで増えたが、その後16人とは連絡がついたとして、12日以降の安否不明者数は「15人」としていた。