【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は14日、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記が完成間近の白頭山英雄青年発電所の建設現場を視察したと報じた。
この発電所は北朝鮮北部・両江道白岩郡を流れる西頭水上流に位置する水力発電所だ。2002年から金日成社会主義青年同盟が建設にあたっているが、今年に入り、若者や軍人も動員し工事を急いでいる。10月10日の朝鮮労働党創建70周年記念日に合わせ完成させるためだ。金第1書記は4月にも視察している。
中央通信によると、金第1書記は「世間を驚かせる英雄青年神話を生み出した」「わが青年たちはみな英雄」とほめながら、発電所の名称に「英雄」を入れ、白頭山英雄青年発電所と命名した。また、党創建70周年に向け工事を完璧に進めるよう団結を呼びかけた。発電所が完成すれば再訪するとも約束した。
その後、故金正日(キム・ジョンイル)総書記の生まれ故郷とされる三池淵までを結ぶ送電施設や、周辺の山村に新築された住宅なども見て回った。
金第1書記の視察には、崔竜海(チョ・リョンヘ)党書記やチョ・ヨンウォン党副部長らが同行した。