ユーザーに応える「手間」という差別化
By: Andreas Ivarsson
「ああ、なんかいいなぁこのホームページ」と思うサイトを見つけたので書いてみます。
世の中には山ほど会社があり、ホームページがあるけど皆、ほんの少しの差別化に気付けずに苦しんでいます。
差別化とはそれほど難しい事でもないのですが、物凄く特別な事じゃないといけないと考えたり、売り手の一方的な売り文句だったりしてなかなか上手くユーザーと繋がらないものです。
ただ、ユーザーの気持ちになる事。
それがどういうことなのか。
観葉植物を求めて
By: Tim Patterson
ちょっと事務所に観葉植物が欲しくなったのですが、とにかく植物に詳しくないし過去も枯らしてばかり。
「なんか育てやすい観葉植物ないかなぁ」と色々と観葉植物を販売しているサイトを探して出てきたこのサイト。ちなみに「観葉植物 販売」で1ページ目に出てきたのでSEO対策もされているようです。
ちょっとスマホはハミ出しちゃって残念な感じもありますが僕はPCで見ていて響いたのがココ。
「写真現物をお届けすること」
それがAPEGOのこだわりです。
これ、大きいなぁと。
観葉植物を販売されている方にとって当たり前の事かどうかわからないのですが色々見ても「写真はサンプルです。」という注意書きや、何も記載されていないサイトが多く、本当は見て決めたいモノなだけに凄く響きました。
個別のページには葉の状態がはっきりとわかる写真がUPされていて、いくらテンプレート化していても毎回写真を撮り、コレを入力していくのはやはり大変な手間だと思います。
でも、
この手間
こそがサイトの命であり、どこにも負けない差別化を産みだしているような気がします。
また、わかりやすいサイズや手入れ方法など買う前から「育てられるかな?」という不安を払拭してくれる親切なページです。
そして個別ページにも先ほどの拘りが
【※】必ずお読みください
APEGOの観葉植物は、全て「1点もの」となっております。観葉植物は、1つとして同じ大きさ・同じ樹形はなく、それぞれに特徴のある構成的な物です。APEGOでは、そういった個性を大切にし、写真の商品そのものをお届けさせていただきます。ので、初めてのお客様、写真のものと全く異なる雰囲気のものが来るのでは…と不安を抱いていらっしゃるお客様にも安心してお買い求めいただけます。
うんうん。
手間こそ生命線
一年には様々なイベントがあります。父の日、母の日、敬老の日など少し似たような行事は出来る限り使えるものは使い回したいのが人間です。でも、これやっちゃうと売上はまったくダメになるんですよね。どれほど面倒でも父の日には100%父の日に、母の日はしっかり母の日に。1つ1つのイベントに手間をかける事って凄く重要です。面倒な事をすればするほど結果はついてくるものです。
探している物が見つかるトップページ
非常にスッキリとカテゴライズされていて、観葉植物の事を詳しくない人でも見つけやすい作りになっています。これもトップページでは大事な事ですよね。「見つけたい物が見つかる!」って事。僕の希望の「育てやすい」もちゃんと掲載されています。
販売者の顔
なかなか恥ずかしがってホームページに顔を出されない方も多いですが、やはり買い手になってみると顔が見える事は大きい事ですよね。ちなみに本サイトではボカシは入ってませんよ。。
記載しやすい問い合わせフォーム
問い合わせフォームも自分が打つ側になるとやっぱり広めのフォームの方が扱いやすいですね。些細な事の様で大きい事だと感じました。
まとめ
他にも「よくある質問」や「お買い物ガイド」などあって然るべきページがきちんとある事はやはり大事ですなと。
作り手の想いが伝わった良いホームページだなぁと思いました。
※このサイトと僕は何の関係もありません。悪しからず
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サイトを複数作成していると、WordPressほどしっかりしてなくていいんだけど数ページは入れるから