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愛知豊橋の桜丘高生「なぜ安保法案」 12日にシンポ
参院で審議されている安全保障関連法案をテーマに、豊橋市の桜丘高校生徒会は十二日、シンポジウム「なぜ今安保法案なの?教えて市会議員さん!」を開く。豊橋市議会を構成する自民、公明、民主、共産系の全会派から市議が登壇し、生徒たちの問いに答える。 桜丘高生徒会は七月、安保関連法案について全生徒にアンケートを実施。「説明不足」や「分からない」という声が目立った。 このため、「疑問点を、身近な政治家に聞いてみたい」と市議会に打診。全四会派と一人会派の計七人が出席を承諾した。 自民系の近田明久市議は「なぜ法案が必要なのか、その理解が深まればいい。疑問には素直に答えたい」、民主系の星野隆輝市議は「どうしたら平和を守れるか、立憲主義とは何か、生徒が自分で考える材料を提供したい」と語る。 生徒会の代表が、法案による戦争のリスクや抑止力、憲法九条との関係、なぜ今か、など率直な疑問をぶつける。生徒会長の高橋飛翔君(17)=三年=は「ニュースを見てもよく分からない。来夏には選挙権も持つし、メリット、デメリットの両方を聞きたい」、副会長の山本幸輝君(18)=三年=は「未来を良くしたかったら自分たちが動かないと。生徒みんなで考える機会にしたい」と話す。 シンポは午後一時からだが、一般の参加はできない。 ◆集団的自衛権 77%が「反対」桜丘高生徒会のアンケートには、併設する桜丘中の生徒も含め千七百十二人が回答。「集団的自衛権の行使」には77・2%が反対し、行使により「戦争に巻き込まれる不安を感じる」との回答は86・2%に達した。 安倍政権による国民への説明が「不十分」は72・9%。法案成立で「自衛隊が戦争に巻き込まれるリスクが高まる」と答えた生徒は72・7%に上った。 (小椋由紀子) PR情報
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