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江戸時代のキリスト教弾圧の史料 公開
9月12日 9時39分

江戸時代のキリスト教弾圧の史料 公開
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バチカンで見つかった江戸時代のキリスト教弾圧に関する貴重な史料が、現地の図書館でメディアなどに初めて公開されました。
バチカンの図書館では、江戸時代に今の大分県で進められたキリスト教を禁じた政策について記され、1900年代前半に来日して布教活動を行ったイタリア人神父によって集められた1万点以上の史料が、4年前に見つかりました。
その後、日本とバチカンの研究者が共同で史料の修復や研究を続けているなかで、修復作業を終えた20点余りの史料が、11日、現地でメディアなどに初めて公開されました。
公開された史料には、キリスト教から改宗させられたあと、5代にわたって幕府の監視を受けた一家について、葬儀の方法を確認するため役人が立ち会ったことを示す文書や、キリスト教から改宗した家族がもはや信者ではないと署名入りで表明させられた文書などが含まれ、江戸時代のキリスト教弾圧の実情を今に伝えています。
バチカン図書館のパシーニ館長は「2020年までに史料の一覧の作成やデジタル化を含め、修復のプロジェクトを完結させたい」と話しています。
また、国文学研究資料館の大友一雄教授は「これだけまとまった史料が見つかるのは今までにないことで、修復を進めて世界に発信したい」と話しています。

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