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伊 ベルルスコーニ元首相 クリミア訪問9月12日 9時13分
イタリアのベルルスコーニ元首相が、ロシアがウクライナから併合したクリミアをプーチン大統領の案内で視察し、ウクライナ側の反発は避けられないものとみられます。
イタリアのベルルスコーニ元首相は、11日、ロシアが去年、ウクライナから併合したクリミアを訪問し、プーチン大統領の出迎えを受けました。
このあと2人は、ロシアと、イギリスやフランスなどとの間で19世紀に勃発したクリミア戦争の戦死者を追悼する記念碑に花を手向けたり、ワイン工場を視察したりしました。
プーチン大統領とベルルスコーニ元首相は個人的に親しい間柄で知られていて、ロシア国営テレビは、元首相の訪問について、夜のニュースのトップ項目で取り上げ、「ヨーロッパで最も権威のある政治家の1人であるロシアの友人が、クリミアを訪問した」などと大きく伝えました。
ロシアとしては、イタリアの元首相のクリミア訪問を通じて、ロシアによる併合を正当化するねらいがあると受け止められています。
クリミアを巡っては、ことし7月に現地を訪れたフランス議会の野党議員の一行がロシアによる併合を容認する発言を行ったのに対し、ウクライナ政府が、この議員たちの入国を禁止する措置を取っていて、今回のベルルスコーニ元首相のクリミア訪問についても、ウクライナ側の反発は避けられないものとみられます。
このあと2人は、ロシアと、イギリスやフランスなどとの間で19世紀に勃発したクリミア戦争の戦死者を追悼する記念碑に花を手向けたり、ワイン工場を視察したりしました。
プーチン大統領とベルルスコーニ元首相は個人的に親しい間柄で知られていて、ロシア国営テレビは、元首相の訪問について、夜のニュースのトップ項目で取り上げ、「ヨーロッパで最も権威のある政治家の1人であるロシアの友人が、クリミアを訪問した」などと大きく伝えました。
ロシアとしては、イタリアの元首相のクリミア訪問を通じて、ロシアによる併合を正当化するねらいがあると受け止められています。
クリミアを巡っては、ことし7月に現地を訪れたフランス議会の野党議員の一行がロシアによる併合を容認する発言を行ったのに対し、ウクライナ政府が、この議員たちの入国を禁止する措置を取っていて、今回のベルルスコーニ元首相のクリミア訪問についても、ウクライナ側の反発は避けられないものとみられます。