という、若手向けの研修で講師をしてきました。楽しかった。
南は沖縄、東は岡山や高知といった、かなり広範な地域から、30名弱の方々が参加していました。まあ、自分はもともとそのさらに東(京都)から来ているわけですが。
講義内容はこんな感じです。お題は「機関リポジトリ」でいただいていたんですが、しょーみ、機関リポジトリ(単体)の話なんてしても、喋ってるほうも聞いてるほうもつまんないわけですよ。それをいかに広げるか、どこまでなら広げて許されるか、みたいなのが今回準備しているときの苦しさでした。結局、オープンサイエンスの話までしたわけですが……。発表直前に「オープンアクセス時代における図書館員の価値」みたいなウェットなスライドを1枚追加して、「コレクションの価値と自分の価値を混同しないように」なんていう偉そうな与太話もしたりしました(以下のファイルには含まれていません)。
他の講師の方のプレゼンもとても良かったです。もちろん、いまさら新しく知るような情報なんてそうないわけですが、同じくらいの年齢の方々がどんなことを考えながら、どんなふうに思いながら仕事をしているのか、というのが感じられて。
諸事情で“おしゃべり大好き”の北山さん@鹿大のおはなしが聞けなかったのが心残り。そんな北山さんのプレゼンがこちら。
講義だけでなく50分 x 2回のグループワークもあり、久々にファシリテーターをやりました。なるべく黙っていよう黙っていようとしたんですが、難しい。。外形的なところには口を出しても(メッセージをもっと明確にしてみたら?とか)、議論の内容には踏み込まないようにしたいんですががが。しかし今回に限ったことではないですけど、この手のグループワークはお題が抽象的すぎて、実のある議論をして欲しいのか、グループワークというものに慣れてほしいのか、いまいち狙いが分からなかったりします。議論の質を求めるなら、もっと具体的な問題設定をしてしまったほうがいいわけで(というわけで、狙いは後者だと解釈して、外形を整えることを意識したファシリテーションをいつもしているのでした)。
受講生のなかでは山口大学の皆さんが印象的でした。
なお、鹿児島(大学)は初めて訪れました。博多から新幹線で1時間20分って、どんだけ近いんだ。
鹿大で面白かったのは図書館の外にある「学習交流プラザ」という学習スペース(グループ学習室もある。1Fは食堂)と、「ガロア」という名のカフェテリア(だから文元先生は鹿大に移られたのか(違))。ガロアは500円で日替わり定食が食べられるうえ、ドリンクバーがついてくるという。学食でドリンクバーって珍しくないです??
https://www.kagoshima-u.ac.jp/education/plaza.html
http://kyushu.seikyou.ne.jp/ku-coop/location/galore.html
# 近くにあった「からあげ本舗」も美味しかった。