セアカゴケグモ、県内で初の確認 大分市 [大分県]
大分市は10日、同市中ノ洲の大分石油化学コンビナートで、特定外来生物のセアカゴケグモ1匹=写真=が見つかったことを発表した。県内での確認は初めて。
市によると9日午後4時ごろ、コンビナートにあるコンテナ置き場近くで、背中の赤いクモが見つかり、10日に、環境省九州地方環境事務所(熊本市)から雌のセアカゴケグモと確認したと連絡があった。クモは現場で市職員が殺虫剤で駆除した。発見場所は貨物船が発着する岸壁近くで、国内外へ輸送するコンテナがある。市は「コンテナを通じ、入り込んだ可能性が高い」とみている。
セアカゴケグモの雌にかまれると、腫れや炎症などの症状が出て、頭痛や筋肉痛になる恐れもあるという。県は、見つけたら保健所へ届け出るよう呼び掛けている。
=2015/09/11付 西日本新聞朝刊=