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司法試験問題漏えい 明治大法科大学院を捜索
9月9日 12時11分

司法試験問題漏えい 明治大法科大学院を捜索
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明治大学法科大学院の教授が、ことしの司法試験で教え子だった受験生に論文試験の問題を漏えいしたとして告発された事件で、東京地検特捜部は、国家公務員法の守秘義務違反の疑いで、東京・千代田区にある明治大学法科大学院の教授の研究室の捜索を始めました。
捜索を受けているのは、東京・千代田区にある明治大学法科大学院の青柳幸一教授(67)の研究室が入る建物です。
青柳教授はことし5月に行われた司法試験で試験問題の作成などを担当する「考査委員」を務めていましたが、試験前に教え子だった20代の女性に憲法の論文試験の問題を漏えいした疑いがあり、東京地検特捜部は国家公務員法の守秘義務違反の疑いで捜査を進めています。
法務省などによりますと、青柳教授はみずからが作成に関わった憲法の論文試験の問題を、教え子だった受験生に解かせたうえで添削し、さらに高得点が取れるよう、論文の書き方まで指導していたということです。
また、関係者によりますと、この受験生は、青柳教授が問題の作成に関わった「短答式」と呼ばれるマークシートの試験でも正答率が極めて高かったということです。
東京地検特捜部はすでに関係先を捜索するなど捜査を進めていますが、9日、新たに明治大学法科大学院の青柳教授の研究室を捜索しました。特捜部は問題漏えいの実態解明を進めることにしています。

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