自分をいさめるための「フェミニズム」
岡田育(以下、岡田) 今日はお時間いただいてありがとうございます。深澤さんとはずっと、「一度対談しましょう」とお話していたのになかなか機会がなくて。TV番組『とくダネ!』の出演者同士として、飲み会では何度もご一緒してるんですが。
深澤真紀(以下、深澤) 育ちゃんのアメリカ留学の前に、対談しなくちゃ! と。いつもは育ちゃんと呼んでいますが、今日は対談なので岡田さんとお呼びします(笑)。
岡田さんも私も、もともと出版社で編集者をやっていて、そこから文章を書いたり、テレビに出たりするようになったところとか、オタクなところとか、共通点があるんですよね。
岡田 cakesでいうと、ふたりとも二村ヒトシさんと対談してますね(深澤編/岡田編)。
深澤 二村さんと私の対談は、一種の公開プレイのようでしたね(笑)。 私は前々から、岡田さんとは一度しっかりフェミニズムについて議論したいと考えていました。
岡田 それはぜひ。
深澤 私たちは腐女子で——私は世代的には腐女子というか、オタクややおいなのですが、しかもフェミニズムと近接したところにいると思うんです。
腐女子とフェミニズムって切っても切り離せない問題で、私にとっても大きなテーマなんだけど、同世代とはあまり語れないんですよ。というか、フェミニズムと腐女子の両方を表明している人が少ないんです。
岡田 ああ、たしかに。よくよく話を聞くとどちらの側面も持っている、っていう人はいますけど、両方にまたがって活動している女子は少ないかもしれません。
深澤 だから、今日は一世代下の岡田さんと腐女子的なフェミニズム観やジェンダー観を話したくて。まず最初に聞きたいのは、そもそも岡田さんは、自分のことをフェミニストだと思っていますか?
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