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 自民党総裁選は8日、告示される。立候補を模索してきた野田聖子前総務会長(55)は同日未明の段階で推薦人20人を確保する見通しが立っておらず、立候補は困難な情勢だ。党内全派閥から支持を受ける安倍晋三首相(60)の無投票再選の公算が大きい。

 野田氏の陣営は7日深夜まで、東京都内で推薦人確保に向けた議員への働きかけを続けた。党本部に提出した公約では、首相のキャッチフレーズ「この道しかない」に対抗。「この道も、あの道もある」を掲げた。各派閥による首相支持の流れについて「密室政治と評された、悪(あ)しき自民党への先祖返り」と批判し、若手や女性議員を中心に「無投票阻止」を訴えた。

 議員を引退した古賀誠元幹事長も、名誉会長を務める岸田派内で自身に近い議員を中心に、野田氏の支援を水面下で呼びかけた。一部の議員が応じる意向を示したものの、20人には届いていない。