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先日、こちらのブログに「疲れずに泳ぐ方法」というキーワードで訪問された方がいました。子供は疲れを知らないので、おそらく成人の方ではないかと想像しています。
疲れずに泳ぐ…
言われてみれば、僕も水泳を始めたころ、どうやったら疲れずに泳げるかを考えていました。
そこで今回は、大人向けに「クロールで疲れずに泳ぐ方法」を解説してみようと思います。
ちなみに僕は、35歳から水泳を始めて、5年くらい毎日泳いでいます。クロールなら100メートルを1分20秒、1000メートルを18分ほどの泳力です。
水の抵抗を減らす
僕がいつも意識しているのは「けのび」の姿勢です。下半身が沈んでいると抵抗になるのはご存知かと思います。けのびも足が下がっていると距離が伸びません。
クロールを泳ぐときも、基本はけのびの姿勢のまま手足を動かしていき、上半身の手のかきで足を引っ張っていくイメージです。
疲れずに泳ぐには、足をまったく動かさないのがベストですが、それはなかなか難しいので、バタ足を最小限の動きで軽く打つようにします。
浮力を利用する
人間のからだは肺に空気が残っている状態であれば、身体の2パーセントは必ず水面に浮く構造になっています。
つまり、その2パーセントを上に向けて、呼吸できる口と鼻を水面に出せば、溺れる心配はないのです。
しかし、パニックになっていると、水面より上に手をあげてしまうため、頭が沈んで呼吸ができなくなってしまうという訳です。
クロールで泳ぐときも、手や頭を水面より上にあげすぎると、身体はどんどん沈んでしまいます。クロールで足が沈みやすいのも、その動作が原因となっているんですね。
疲れずに泳ぐためには、呼吸するときにガバッと頭を上げずに、からだを傾けて、極力水面に近い位置で呼吸すると、結果的に楽に泳げるようになります。
慣性の法則
抵抗を減らして浮力を利用すると、今度は腕を前に送るクロールの動作が、そのまま推進力に変わります。つまり、腕を回すのにほとんど力が必要なくなるのです。
速く泳げるひとが、腕を全力でかいても、軽くかいても、ほとんど速さは変わりません。競技であれば、その数秒が勝敗を分けるので全力なのですが、疲れずに楽しく泳ぐのが目的なら、その必要はありませんよね。
けのびの姿勢で抵抗を減らし、浮力を理解して無駄な動きをなくし、腕は軽く回す。疲れずに泳ぐのはそんなイメージになります。
呼吸と泳ぎのリズム
日常的にあまり運動していなければ、20キロを「走る」のは大変かもしれません。しかし「歩く」のはさほど困難ではないと思います。
泳ぎの達者なひとが「ゆっくりなら何キロでも泳げる」と言うのは、歩くなら何キロでも歩けます、と言うのと同じ意味なのです。
- 歩くような泳ぎ
実際のところ、呼吸の不自由さがあるので、歩くように泳ぐのは難しいです。しかし、抵抗を減らし、浮力を利用すれば、歩く程度には疲れずに泳げるようになります。
そのためには、泳ぎと呼吸のリズムを一定にすることが大事です。苦しくなったら顔をあげるのではなく、同じタイミングで呼吸すると、グッと楽になります。
じっさいに、70代女性で50メートルを1分のペースで、1キロを泳ぐ方がいますが、安定して、1、2、1、2のリズムで泳がれています(2のタイミングで呼吸)。また、ほとんど力は入れていないと言っていました。
つまり、体力や筋力に頼らずに「体は沈まない・沈めない」ということを理解していれば、大きい動き、強い動きは必要ないということが理解できると思います。
練習方法
練習をしていると、25メートルなら速く泳げるけれど、100メートルになると途中で立ってしまう方がいます。しかし、これを泳げるとは言いません。ひとつ間違うと溺れる危険もありますし、水慣れしているぶん逆に心配になります。
x 25メートル速く泳げる
O ゆっくり250メートル泳げる
また、ときどき、全力でバタ足をして真ん中で立ち、勢いよく前に飛び込んでまた全力でバタ足をしている方を見かけます。これは練習の意味がまったくありません。
バタ足だけでなく、練習のときは、力を一定に保ち、浮いたまま呼吸して、立たずに泳ぎ切るようにしてください。
どの泳ぎも同じですが、呼吸したときに必ず失速します。そこから元の状態に復元するのが練習になります。もちろん、途中で進まなくなったときは立っても構いませんが、なぜ進まないのかを考えて、原因が解らなければ、コーチに聞くことが大切です。
魚のようにずっと潜ったままでいられれば、それでもいいのですが、残念ながら人間はそうはいきませんよね。
まとめ
自分なりに疲れずに泳ぐ方法を解説してみましたが、いかがだったでしょうか。結局は、たくさん泳ぐのが上達への最短ルートなのですが、疲れずに泳ぐイメージを持って練習すれば、より早く上達できると思います。ポイントを整理すると…
- 力を入れ過ぎない
- 急な動作をしない
- 最小限の動き
- 一定のリズムで泳ぎ呼吸する
…こんな感じになるかと思います。
こうやって整理してみると、速く泳ぐ方法と疲れずに泳ぐ方法は、ほとんど同じですね。あまり意識したことがなかったので、自分でも驚いています。
ともかく、みなさんのスイミングライフが楽しくなるように、また、疲れずに泳げるようになることを祈っています。
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