トップページ国際ニュース一覧シリア難民の子ども遺体漂着受け対策求める声
ニュース詳細

シリア難民の子ども遺体漂着受け対策求める声
9月4日 15時21分

シリア難民の子ども遺体漂着受け対策求める声
k10010216181_201509041943_201509041951.mp4
中東などから地中海を渡って難民や移民がヨーロッパに流入するなか、トルコの浜辺にシリア難民の男の子の遺体が流れ着いたことが欧米などで大きく報じられたことを受けて、幼い子どもも犠牲になる難民などの問題への対策を求める声が一段と高まっています。
トルコ南西部の沖合で2日、内戦が続くシリアを逃れギリシャを目指していた難民たち23人を乗せていた2隻のボートが沈没し、子ども5人を含む12人が死亡しました。このうち、3歳の男の子の遺体がトルコの浜辺に漂着し、欧米や中東のメディアは幼い子どもも犠牲になる難民などの問題を象徴するものだと大きく報じています。
また、激しい戦闘が続いてきたシリア北部から逃れてきたという男の子の父親が幼い2人の子どもと妻を亡くし、「今はただ、子どもたちと妻の墓のそばに座っていたい」と涙ながらに話す様子とともに、激しい戦闘が続いてきたシリア北部から逃れる難民の厳しい現状も伝えています。
さらに死亡した幼い兄弟の写真を持つ親戚の女性が「子どもを失った父親がどれほどつらいか想像できない。これ以上、家族を失いたくない」と難民などへの支援を訴えています。
こうしたことを受け、ユニセフ=国連児童基金は3日「子どもを守るために行動しなければならない」と声明を発表するなど、幼い子どもも犠牲になる難民などの問題への対策を求める声が一段と高まっています。

関連ニュース

k10010216181000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ