トップページ社会ニュース一覧“安心・快適なトイレ“ 日本トイレ大賞表彰式
ニュース詳細

“安心・快適なトイレ“ 日本トイレ大賞表彰式
9月4日 17時20分

“安心・快適なトイレ“ 日本トイレ大賞表彰式
k10010216381_201509041730_201509041740.mp4
「女性が輝く社会」の実現に向けて、女性が安心して使うことができるトイレの整備を進めていこうと、政府が新たに創設した「日本トイレ大賞」の初めての表彰式が行われ、利用者に配慮したトイレなどを開発した、企業や団体などが表彰されました。
政府は「女性が輝く社会」の実現に向けて、女性が安心して快適に使うことができるトイレの設置に取り組んでいる、企業や自治体、団体を表彰する「日本トイレ大賞」を創設し、4日、東京・港区で初めての表彰式が行われました。
表彰式では378件の応募の中から、女性活躍担当大臣・男女共同参画担当大臣賞には大手企業が開発したベビーカーごと入ることができるよう入り口が広く設計された仮設トイレや、静岡県浜松市の企業が開発した女性が授乳や子どものおむつの交換ができるスペースが確保された移動式トイレなど11件が選ばれました。
また、国土交通大臣賞には利用者が快適に使えるよう十分な広さを確保したトイレが設置された、新潟県見附市の道の駅など合わせて7件が選ばれました。
表彰式で、有村女性活躍担当大臣は「女性が安心できる公衆トイレがあることは社会の成熟、豊かさの一つの指標だ。今後も女性をはじめ、高齢者など、すべての方の暮らしの質を高めていってほしい」と述べました。
公衆トイレを利用した芸術祭を開催し、地方創生担当大臣賞を受賞した大分県の「おおいたトイレンナーレ実行委員会」の八坂千景委員長は、「受賞をきっかけに、さらに活動に力を入れたい」と話していました。

「おおいたトイレンナーレ」とは

大分市中心部で開催中のトイレをテーマにしたアートフェスティバル「おおいたトイレンナーレ」は、まちなかにトイレを舞台にしたアート空間を生み出すことで地域を活性化しようというユニークな視点が高く評価されたということです。
大分市のまちなかにはユニークなトイレが数多く設置されていて、複合施設にあるトイレの天井には美術館をイメージしておもちゃで作ったアート作品が数多く飾られているほか、繁華街の公園にあるトイレの外壁には、夜になると電飾で遊び心あふれる文字やデザインが映し出されます。
「おおいたトイレンナーレ」は今月23日まで大分市中心部で開かれ、期間中、大分市中心部では16組のアーティストがトイレをテーマにした作品やパフォーマンスを披露します。
実行委員会の八坂委員長は「芸術とトイレをつなげたことが評価され、うれしく思っています。今回の受賞を大分の人たちが自分たちの町に誇りを持つきっかけにしてほしいと思います」と話しています。

関連ニュース

k10010216381000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ