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株式会社ユーリエを設立しました

2015-09-01Takahiro IkeuchiAnnounce
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この度、株式会社ユーリエ(eurie Inc.)を設立しました。

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2011年3月から在籍しておりました株式会社ALBERTは2015年8月末をもちまして退職しております。上村社長はじめ、ALBERTのみなさまからは多くを学びました。ようやっと、実感が沸いてきたところです。(直近では、Technical Adviserという立場で微力ならがら引き続きお手伝いさせていただくことになります)

これまでお世話になりましたみなさまにはあらかじめご報告とご挨拶を差し上げたいところではございましたが、この場でのご報告とさせていただきます。何卒ご容赦賜りたくお願い申し上げます。

今回は、起業するにあたりなにを考えているのかということを、ご挨拶にかえてお伝えしたいと思います。

なぜやるのか

ありがたいことにここに至るまでに多くの選択肢をいただきましたが、起業という道を選択しました。いくつかの理由があります。

  1. 目指したい世界がある
  2. 文化の発展をテクノロジーで支える仕事がしたい
  3. やってみる

1. 目指す世界について

世界の言語化というのはそれだけでも難しいものですが、できるだけ具体的な方向から話を進めてみます。

「ベーシック・インカム」をこの国において実現し、他国が参考にするようなモデルケースとしたい。これが起業するにあたって柱となっている想いの1つ目です。

起業とベーシック・インカム

ベーシック・インカムは、生活していくに最低限必要なお金を一律に支給する制度のことで、所得保障制度の1つとされています。経済の自由競争を認め私有財産も否定しません。一般的な情報は検索すればおおよそ得られます。

ベーシック・インカムの価値観を知ったのは2009年頃だったと記憶しています。どういった経緯で知ったは定かでないのですが、識者の方々の討論や、書籍・小飼弾氏の『働かざるもの、飢えるべからず』などを通じて、現代のさまざまな問題を突破するにはよいアイデアなのではないか、と考えを深めていったことは確かです。

ベーシック・インカムという制度を強調する格好になりましたが、ベーシック・インカムは1つのアプローチです。敢えてわかりやすいようにベーシック・インカムという言葉を用いています。もう1つ断っておきたいのは、僕は政治家ではないので、政治的なアプローチは取りません。特定の政治家や政党を法人として支持するといったこともありません(政治の臭いがするという誤解をなるべく受けたくないので、ベーシック・インカムという言葉を用いるのはこうした場にとどめ、企業理念やビジョン、ミッションという枠の中には直接入れないようにしています)。

ベーシック・インカム(または別の類似の制度)を実現するにあたり、国家や都市よりも小さな規模のコミュニティからその価値観を体現していくことが必要なのではないかと考え、「企業」がそのコミュニティたり得るのではないかという一点から、ベーシック・インカム実現と起業とを結びつけています。

価値観を体現する

理想的には、世界中でベーシック・インカムのような制度が実行できれば素晴らしいでしょう。しかし、控えめにいっておよそ途方もなく、僕が生きているうちに実現されることはないように思われます。したがって現実的なターゲットとして「日本」にしぼり、繰り返しになりますが政治的アプローチではなく、起業家として価値観を体現していきたい。これがベースです。

企業というコミュニティにおけるベーシック・インカムの実現とはなにを指すのか、正直にいってまだ定かではないのですが、最低報酬を保証したうえでの無期限休暇取得を認める人事制度の実行がそれに近いという感触を今は持っています。企業に所属しているというそれ自体へのインセンティブとして、何日働こうが、最低の報酬は保証されるというわけです。無期限休暇については、取り組みの先例があるようです。

  • 夢のような本当の話。「無期限の有給休暇」を取り入れた会社の生産性が上がる3つの理由 | ライフハッカー[日本版]

記事中でも触れられているように、スタッフが誰も働かなくなるのではないかという懸念もありつつ、むしろより生産的になるであろうという楽観論があり僕は後者を支持します。当然「誰も働かなくなる問題」は社会制度としてのベーシック・インカムにおいてもトピックの1つであるわけですが、僕の意見は次のとおりです。

  • 根本的にまるで働きたくないと考えている人が働いているチームの生産性はあがらない、むしろさがる(つまりその人はチームで働かないほうがよい)
  • 働かなくても生活に困らないからといって毎日寝て過ごすひとばかりではない、少しばかりの栄誉(例えばGithubのStarの数とか)のために寝る間を惜しんで活動するような人々も存在する
  • 人々がやりたがらないが価値ある仕事(肉体的負荷が高い、不衛生であるなど)は市場価値がより高まるので報酬が高くなり、自動化されるか、担い手が現れる

企業において、本当に1日も働かないスタッフを雇用してしまったら資金面で現実的な問題を抱えそうであり、問題を解消するために対策を取らなければならないジレンマを抱えそうです。そうならないよう採用時によく留意することになるでしょう(そうでなくとも採用は常に注意深く行う必要がありますが!)。スタッフの不満にならないような評価制度も熟考する必要がありそうです。定かでないというのは主にこの点がまだ消化しきれていないためです。

色々語りましたが、現在はまだ雇用を生み出せていない状態ですから、大きなことは言えません。まずは雇用を生み出すことを目指しつつ、引き続き考えていくつもりです。

いずれにしても、企業というコミュニティの単位から、働き方、生き方を提言していく。それが僕にできることではないかと考えます。

なにが問題で、突破した先になにがあるのか

こんにち、我々が抱えている問題の多くは「自分が飢え死にするのではないか」という恐れによる抑圧の結果、もたらされているように思えてなりません。もっとも、この表現は相当に気をつけなくてはなりません。水も食料も豊富な日本において、「飢え」をもちだすとは何事かと思われる方もいることでしょう。ここでいう恐れとは、物質的に豊かであるかどうかという問題とは別種のものです。社会的な死に近い…コミュニティから排除され、友人や親にも見放され、仕事にもつけず、食料はそこにあるにも関わらず自分は孤独に死んでいくしかないのではないか…そうした不安のようなもののことを指しています。

新卒で大手企業に就職しなければ負け組なのではないか。履歴書に「ブランク」ができてしまったら二度と社会復帰はできないのではないか。価値観が多様化した現代においてもいまだ根強く残っているであろうこうした画一的不安の根源にあるのは、結局、多勢の側にいなければ「やがては生きてはいけなくなる」という本能的な恐怖によるものではないでしょうか。その果ての自死すら、残念ながら世の中にありふれています。

僕は、ベーシック・インカムはその不安に対する1つの回答、「生まれたからには、生きていてもいいんだ」というメッセージになりえるのではないか。そんな期待をしています。

さきに、根本的に働きたくないと考えている人はいっそ働かないほうがよい、と述べました。しかしだからといって「食うべからず」とは考えません。「やがては生きてはいけなくなる」その恐れが払拭された先に、本当の意味での多様な価値観が認められた社会が存在し、その社会でこそ、テクノロジー、アート、スポーツといった人類の文化が発展していくのではないか。そのように考えています。

2. コンテンツ = 文化の発展をテクノロジーで支える

第三次人工知能ブーム(?)の最中、テクノロジーの発達によりいくつかの職業がなくなる、人間は機械に仕事を奪われるだろうと取り沙汰されています。行き過ぎた表現もみられますが、大勢としてはそのようになっていくだろうと思います。僕は1人のエンジニアとして、テクノロジーと縄張り争いをするのではなく、機械にできる仕事は是非機械にやってもらい、人間がもっとクリエイティビティを発揮できるようなテクノロジーの活用の仕方を探したいと考えています。

人類のクリエイティビティの具現として最たるものは、詩、小説、音楽、絵画、映画などのコンテンツの創造だと信じています。日本においてはアニメーションも主要なコンテンツの1つですね。コンテンツ産業の発展、活性化をテクノロジーで支える仕事がしたい、これが2つめの起業の理由です。

僕自身、小説、音楽、アニメ、映画など多くのコンテンツに囲まれて生きてきました。コンテンツに対する自分なりの審美眼はあると思っているしこれを信じたい。コンテンツのもたらす価値に対し、クリエーターへの報酬が充分でないなどの問題も解消したいことの1つで、これは1つ目の起業理由ともつながるテーマであるように思えます。

具体的には、価値あるコンテンツを創造する市場、組織、人々へ必要なリソースを調達するためのサービスを開発・運営することを計画しています。既存の枠組みだとクラウドファンディングが近いといえます。一般的なクラウドファンディングを少し発展させる形にしていきたいと考えていますが、これ以上の詳細は、また別の機会に。

3. やってみる、をやってみる

近年、ブラック企業や過労死をはじめとする労働問題が明るみにでるようになった一方で、企業や組織への風当たりも過剰なほど強くなっているように思えます。この流れ自体は正常なことかも知れません。ですが、ややもするとひとりひとりが単なる企業評論家に陥ってしまいそうな、そんな危機意識を僕自身持ち始めていました。

エンジニアへ高い給与が払えないのはその価値を認めていないからである。Googleではこうだ。シリコンバレーではこうだ。だから組織、企業、上司、経営者はこうあるべき。SNSにはそうした「べき論」が充ち満ちています。正しいことはわかります。しかし今ある組織をつくりあげるのにどれほどの変遷を経て、どれだけの苦労があったのか。理想的な組織を作るためにはどれほどの困難が待ち受けているのか。身をもって体験しはじめて理解できることもあるはずです。

ALBERTでは山川会長の「イノベーション」に関する講義を受ける機会が数度あり、『リスクを取らないことが最大のリスクだ』という先人の価値観を教わりました。いま、リスクを取って「やってみる」ことが自分にとってよい選択なのではないか、そう考えたのが3つめの起業の理由です。

起業 = リスクという文脈になっていますが、なにも起業のスイッチが「生か死か」でなくともよい、そうした価値観を体現したいという想いもあります。

能書きはいい、プロダクトをだせ

長々と能書きを垂れましたが「いいから黙ってプロダクトをだしてみろ」この一言に尽きますね。耳が痛い!

ただ、組織にとって、カルチャーの形成はプロダクトの育成と同じくらい重要なことだと考えていて、今回は最初の情報発信として、カルチャーの形成と切っても切れない話をしました。

以上です。今後とも、よろしくお願いいたいます。

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Takahiro Ikeuchi
Founder & CEO @iktakahiro

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