先日、ベータ版を卒業した Evernote Web。新しいバージョンを設計した背景について、Evernote Web 開発チーム(プロダクトマネージャー: Nancy Phan、デザイナー: Sasha Oshchepkova、Samira Khoshnood)に話しを聞きました。
デザインを刷新した背景は?
今から 1 年ほど前に、Evernote Web の見直しを始めました。Evernote Web を最初に作った頃と比べて、インターネットは大きく進化しています。一般的な Web アプリはより洗練され、たくさんの便利な機能が使いやすくパッケージ化されています。デスクトップ用のアプリとは全く違うものに発展しているのは確かでした。
このような傾向があったので、私たちは Web とデスクトップを分けて考えるようになりました。Evernote Web をよりシンプルで、より速く、直感的に使えるようにする良い機会だったのです。
なぜデスクトップ版と同じ仕様にしなかったのですか?
もちろん同じ基本機能を実装するべきですが、既にある Evernote のデスクトップ版と同じ操作性を提供する意味はあまりないと考えました。
今回のデザイン刷新により、Evernote Web が色々な面で発展するための下地ができたと思います。また、新しい Evernote ユーザの多くが最初に触れるのが Web 版であることを考慮し、もっと分かりやすく、より簡単に使える Evernote Web を作ることがユーザ体験の向上につながると考えました。
デザインを刷新するにあたり、特に気をつけたことは何ですか?
Web アプリに求められる動作速度はそのままに、どうすれば機能性と操作性のバランスが取れるか、という課題がありました。Evernote を使い始めたばかりの人にあまり難しい印象を与えず、同時に Evernote を使い慣れた人にとっても十分な機能を実装しなければなりません。
新しいユーザと、数千単位のノートがあるユーザのニーズはどのように満たすのですか?
とても難しいことだと思います。現実的には、全員を完全に満足させることはできません。しかし、それぞれのユーザ層が何を求めているかを判断して、よくありそうな使い方に合わせることに注力しています。
新しいユーザにとって、最も重要なのは操作が覚えやすくて、分かりやすいことです。それが既存の Evernote ユーザの場合、安定性や機能の充実、カスタマイズ性になります。したがって、初めて使う時から 100 回目まで、ユーザと一緒に成熟しながら、どの段階でもニーズを満たせるように意識しています。
操作の覚えやすさと、機能性のバランスはどのように取りますか?
ベータ版を最初に発表した頃から、ユーザによるテストを実施してきました。ユーザの方からは多くのご意見やご指摘をいただくことができ、とても参考になっています。日々の業務に Evernote を使っていただいているユーザを意識して、これまでベータ版に加えてきた変更はすべて根拠のある内容になっています。ベータ版を卒業したからといって、これで完成したわけではありません。引き続き、ユーザの声を聞きながら勉強させていただきます。
例えば直近では、階層化されたタグの作成や、複数ノートの選択操作に対応します。ご指摘・ご意見は常に反映させているので、すぐに新しい Evernote Web が以前のバージョンよりもかなり進んでいることを実感していただけると確信しています。
※ 本記事は 英語版ブログ記事 の翻訳です。
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