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イギリス歴史で語る!

仕事の悩み、人間関係の悩みなど、イギリス歴史で良いヒントとなる話を紹介します。

この仕事向いてない!イギリス歴史でも任務不向き、無責任⁉︎

こんにちは。

身の回りに起こる悩み、問題など、

私の体験をもとに書き、更に

イギリスの歴史で似た事例を取り上げます。

悩み解決のきっかけになり、歴史も楽しんでくだされば有難いです。


今回のテーマは、

不向き&無責任でストレスに、です。

 

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課長!この仕事・・僕に向いていないと思います・・・

大庭くん、落ち着いて、落ち着いてっっっ!

最近、仕事ストレスがたまっているんです~課長、ちょっと早退します

んー、胃が痛む、、、またストレス腹痛がぁぁっ・・・

 

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この話の登場人物と目次

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大庭くん:営業で働くサラリーマン

 

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上津課長:大庭君の上司

 

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パダン:謎の古代イギリスからワープした戦士

 

1.部下に悩む上司

  ・人に話を聴いてもらう

2.ストレスの原因、仕事の悩み

  ・ひとそれぞれ悩みがあり、得意不得意もある

  ・部下の言い分

3.古代イギリスの歴史で起きた事件例

  ・4世紀にスコットランドで起きた反乱

  ・反乱の原因その1 不適任

  ・反乱の原因その2 無責任

  ・反乱の結末 鎮圧

  ・不適任、無責任の改善

4.まとめ

 

 

1.部下に悩む上司

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・人に話を聴いてもらう

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上津課長は部下の大庭君のことで悩んでいます。

職場のことや加藤君のこと考えると胃が痛みます。

解決策は見つかりません。だんだんストレスが溜まってきます。

 

ストレス症状は出ていませんか?

ストレスを感じた上津課長は、うつ病になる前に

会社のホットラインに電話相談しました。

 

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はいこちら悩み相談ホットラインです!

 

このままでは部下も私もストレスでやられてしまいます。ストレス発散して楽になりたいです。

 

 

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分かりました、相談相手を派遣します。

悩んだらもっと気楽にご相談ください!

 

 

 

2.ストレスの原因、仕事の悩み

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・ひとそれぞれ悩みがあり、

 得意不得意もある

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部下の大庭君についての悩みは、大庭君は我が課の主要ユーザーを担当していて、納入している商品の在庫管理がずさんな事です。 生産工場からもお客さんからもしょっちゅう苦情が出ているんですよ。

大庭君には自覚を持ちなさいと言っているんだけれど、この前も在庫を積み過ぎて工場から文句が出ていたところなんです。

そのほかの業務はどうなんですか?

大庭君は明るく人当たりが良いので、お客様からはとても好かれていて、新しい注文もよくとってくるんですよ。

ほおおお、大庭君は優秀なんですね

とても期待はしているんですが、きちんと確認と管理して仕事を進めることが苦手の様なんです。いつか問題を起こさないかと冷や冷やしているんですよ。考えるだけでストレス症状を感じています。

なるほど。なるほど。よく分かりました。

もっと責任感を持って仕事をしてくれないかなあと思いますよ。そうすれば、もっと彼も伸びると思うんですが・・・

なるほど。では、ここで私のお話をしましょう。実は・・・・

     

  3章に続く・・・

 

 

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・部下の言い分もあります。

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誰だ、お前は??

ある時は謎のカウンセラーのパダンです。君の言い分は何ですか?

机に向かうだけの管理仕事は得意ではないんですが、課長からは、とにかくやれと言われっぱなしなんですよね。もう少し、仕事の重要性とこちらの意見も聞いてもらいたいです。

私のお話もしましょう!私の本職は戦士です。4世紀のイギリスを守る使命を受けた戦士だ!

おおっ、かっこいいなあ~~ 戦士に転職しようなあ〜

いやっ、結構! 私が参戦した戦いの話をしよう!

なんか面白そうだなあ~

 

 

  3章に続く。

 

 

3.古代イギリスの歴史上で起きた事件例

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・4世紀にスコットランドで起きた反乱

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時代は古代スコットランド地方での話になります。

私が住む4世紀のブリテン島(イギリスの国全体)はローマ帝国に支配されていました。

 

 

スコットランド地方の北側にはピクト族という外敵がおり、

侵略を防ぐために3世紀のローマ皇帝ハドリアヌスが砦を作ったのです。

 

 

ハドリアヌス城壁を守り、敵の侵入を監視するために看守がローマから派遣されていたのです。その看守たちが、ローマ帝国に対して反乱を起こしてしまったのです!!

大反逆(グレート・コンスピラシー)と呼ばれています。

 

 

反乱の理由は、簡単に言うと2つあるのです。

 

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・反乱の原因その1 不適任

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一つ目の原因は、当時の看守はローマ帝国内で何らかの犯罪を犯した罪人だったようです。

なんと、罪人が重要な業務をしていたのですか??

ローマ帝国は罪人を利用して、誰も行きたくない天候の悪い寒いスコットランドの任務をやらせたのです。

日本で言う、島流しですね。極寒の島流しの地ではやる気は起きませんよね? 重要な任務に配置される人が不適切ですね。

 

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・反乱の原因その2 無責任

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二つ目の原因は、看守たちは厳しい任務を与えられ、そこでの扱いや生活も非常に悪かったのです。

看守たちもやる気が起きず、やっつけ仕事になってますね。

そうなんですよね。看守たちは仕事に全く責任感を持てなくなりました。責任を持つどころか、次第に看守たちはローマ帝国に大きな不満を募らせていきます。スコットランド地方にはローマ支配をよく思わない土着の首長達がいて、看守たちはその首長達を取りこんで反乱に至ったわけです。

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・反乱の結末 鎮圧

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その大反逆の結果はどうなったんですか?

反乱軍をやっつけるため、私はローマ帝国軍に参戦したんです。

おお、かっこいい、活躍したんですか?

いやあ、歴史に残るような活躍はしていません。大反逆の軍勢は、ローマ帝国の外敵ピクト族やスコット族まで味方にとりいれ、大勢力となりました。ローマ帝国から最初に派遣された軍隊では太刀打ちできませんでした。

何と、強大なローマ帝国軍でも勝てなかったんですね!恐るべし反乱軍!!

私も大苦戦していました。食料も尽き厳しい寒さもあって、長期戦になればだめかと思いましたね。

そのままローマ帝国軍は負けてしまったんですか?

私を含めローマ帝国は反乱軍を甘く見てましたね。ローマ軍は帝国の威厳にかけても負けるわけにはいかないので、帝国軍の司令官ナンバー1のテオドシウス・エルダーとナンバー2のマキシムスを派遣し、反乱軍を鎮圧します。

ローマ軍本気になったんですね。それにしても反乱軍を抑えれて、よかったですね。

 

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・不適任、無責任の改善

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ローマ軍がもし負けてしまったら、世の中大きく変わっていたかもしれません。

私の想像にすぎませんが、イギリス全体がスコットランドになっていたか、

またはイギリスは長い間ローマの一部になっていたとか、、、

 

 

その後ハドリアヌス看守たちはどうなったのか?

反乱鎮圧後、ローマ帝国は人選を大きく見直し、ハドリアヌス城壁の看守は然るべきローマ軍の高官が任命されるようになりました。

 

 

任務に適した人材が選ばれ、十分に責任と使命を与えられ責任感を持って任務に従事したと考えられます。

 

 

その後、ローマ軍がイギリスから撤退するまでの約50年間、ローマ支配下で同じような反乱が起きず近隣諸国はローマ帝国に従ったようです。

 

 

4.まとめ

 

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上津課長も大庭くんも、パダン戦士の話を聴いて考え直したようです。

 

 

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・上津課長

 ああ~、大庭くんに言うだけで、話を聴いてなかったなあ

 事務仕事をできるようになるのも彼の成長には必要だ。

 そこは責任を持って取り組めるようにしよう。

 

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・大庭くん

 課長にはちょっとわがままを言い過ぎたなあ

 苦手なところを放置していると成長はしないなあ

 今の業務に適するように考えを変えて、がんばってみよう

 

 

 

大庭くん、君を在庫管理プロジェクトのリーダーにするよ。メンバーを纏めて、問題点課題点を洗い出し改善に努めてくれ!

上津課長、ありがとうございます。皆の期待にこたえられるよう頑張ります!!

 

 

 

 

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仕事の問題が解決され、二人のストレス解消ができて良かった。

さて次の戦いに向けて戻るとするかっ!

 

 

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最後まで読んでくださり有り難うございます。

初めての投稿記事で、上手く表現できていないところもあるかもしれませんが

面白い記事が書けるように頑張っていきたいと思います。

 

イギリスに限らず歴史に関する活動をご紹介しておきます。

 
ヨーロッパ史を楽しもう!
 
ウェールズ歴史研究会
 
歴史を語る会
 
 
 
 
楽しんで下されば有り難いです。