2015年8月27日10時55分
安全保障関連法案をめぐる国会審議のさなかの7月、多数の黒塗りがあった陸上自衛隊の内部文書「イラク復興支援活動行動史」が全面開示された。黒塗り部分が明らかになったことで、危険と隣り合わせだった当時の生々しい活動の実態が鮮明になり、安保法案が抱える問題点も浮かび上がった。2008年に陸自が文書を作ってから約7年。自衛隊の活動に関する政府の情報開示のあり方が問われる。
この文書の存在が国会で明らかになったのは7月10日の衆院特別委員会。野党の議員の要求に対し、防衛省は当初、一部を黒塗りにしたものしか提示しなかった。黒塗り部分は全体の約4割を占めた。
野党が「公開してもらわないと実のある審議ができない」と迫ると、中谷元・防衛相は「不開示部分の公表も検討を始める」と答弁。5日後に委員会で法案の採決が強行された後、全面開示された。
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