「岡むら屋」をご存じだろうか
▲岡むら屋 秋葉原店
どこの牛丼チェーンとも異なる、独自路線の丼めしが食える「岡むら屋」をご存じだろうか。
2年前に新橋店を開店し、現在は秋葉原店とあわせて2店舗。ここでしか堪能できない濃厚な味つけがクセになって、秋葉原に用事があるさいはちょくちょく立ち寄っている。
テーブルもいくつかあるが、ぜひともカウンター席に座って欲しい。カウンターからは、でっかい寸胴鍋で今まさに煮込まれている具材たちを眺めることができるのだ。
甘辛そうな汁の匂いと、肉の匂いがまざった、いい匂いが漂ってくる。
きちんと具材ごとにセパレートして煮込んでいる。左側の丸くて長いのが大根なんだけど、色味がまだまだ薄いので、煮込みはじめたばかりなのだろう。
▲デラ肉めし 590円
いつも注文するのがデラ肉めし。いかにも「男の丼めし」という武骨なビジュアルだ。
通常の肉めしは、豆腐・スジ肉・大根なのだが、デラ肉めしにはゆで卵もついてくる。いずれも尋常じゃないぐらいコットコトに煮込まれているぞ。
さきほどの鍋に入ってた大根と比べれば一目瞭然。色味がまるで違う。茶色を通り越して、漆黒一歩手前だ。
なんか恨みでもあんのかってぐらい、念入りに煮込んでいる。もちあげて写真を撮ろうと、やさしく箸でつまんだだけで、一刀両断に切れてしまう。そのぐらい柔らかくホクホクだ。
内部までしっかり汁が浸みている。ほかのどの店で食べた大根よりも濃厚。単品で白米のおかずとして成り立つ大根だ。
もちろん豆腐だって濃厚だし
スジ肉だって濃厚だ。
濃厚かつトロトロ。徹底的に煮込んでるので柔らかく、油の甘みが食欲をそそる。
ご飯全体に汁が浸みてる、吉野屋でいえばツユダク状態。さらさらと、おじやでもすする感覚でいけてしまう。
途中でカラシをつけて味を変えるのもいいし、生卵を落として食べるのもいい。アレンジ次第で何度も飽きることなく楽しめる丼めしなのだ。
夏バテが気になるこの季節、肉めしでガツンと栄養補給はいかがだろう。
取材したお店
作者:松澤茂信(まつざわしげのぶ)
東京別視点ガイド編集長。
るるぶとか東京ウォーカーが積極的に載せないようなとこばっかし巡ってます。
そういう人生です。けっこー楽しいです。
(編集:編集プロダクション studio woofoo by GMO)
東京別視点ガイド:http://www.another-tokyo.com/
Twitter:https://twitter.com/matsuzawa_s