(2013年 5/6)
参加者全員でタイムカプセルを開封し、笑顔 |
千歳第二小学校で2002年度に4年1組だった当時の児童と担任教諭が、校庭に埋めたタイムカプセル。その児童たちが20歳を過ぎて成人になり、クラスで集合して掘り起こす開封式が5日、同校グラウンドで行われた。
発案したのは、当時の担任教諭で現在主婦の石津のりこさん(42)=市内幸町=。タイムカプセルは、当時のクラスメート38人全員で埋めるものを決めた。全員分の「自分への手紙」や好きな教科、将来の夢などを書いた「プロフィル」のほか、当時の給食だよりや学級目標、時間割などをプラスチック製の容器に詰め、体育館脇の土地に埋めた。
当日、石津さんと参加した教え子15人は埋めた当時の約束通り、同校グラウンドに午前10時に集合。それぞれ思い出話に花を咲かせながら、スコップを手に、掘り起こし作業を始めた。タイムカプセル開封後は、当時の学級写真や「10年前の自分」が書いた手紙に見入る教え子たちの姿が。
斉藤元貴さん(21)は当時の学校生活を述懐。「教室が1階から2階になった、図工で夢中になって版画制作したなど、いろいろな思い出がよみがえりますね」としみじみ。
当時からダンサーが夢だった和田智尋さん(21)は、夢をかなえるべく現在、ダンスレッスンに励む毎日。手紙を眺め「あの頃の自分が描いていた姿には、まだ届かない部分もある」としながらも「これから『もっと上を目指して頑張ろう』と決心させてくれます」と力強く話す。
教え子たちが笑顔で近況を報告し合う姿に、目を細める石津さん。当日のために、今年2月から教え子一人一人に渡すメッセージカードを準備した。手作りのお菓子などと一緒に参加者全員にプレゼント。長男の健太郎君(9)も「毎日、夜遅くまでカードを書いていた。たくさんの人が参加してくれてうれしい」と笑顔。石津さんは、最後に「みんな、いつまでも夢を大切に、周りの人への感謝を忘れないでくださいね」と教え子たちに呼び掛け、10年ぶりの「再会」を締めくくった。