韓日の踊り手たちが阿波踊りでひとつに /徳島

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 陣笠状の帽子をかぶった踊り手が横に宙返りすると、象毛(帽子の先端に付ける装身具)の長いリボンが客席に向かって渦巻き模様を描いた。次第に大きくなるケンガリ(鉦)やプク(太鼓の一種)の音が、ホール内に同心円を描くように広がっていった。最初はときどき拍手が響くだけだったが、公演の進行とともに拍手が鳴りやまなくなった。コンサートホールでなかったら、尻を上下に動かして踊りだしそうなムードだった。たとえポップスターが来ても静かに観覧するという日本人の観客たちが、大きな拍手を送り、歓声を上げた。

 今月16日午後、四国の徳島県にある郷土文化会館で、韓日国交正常化50周年を記念し『友』と題する公演が行われた。韓国と日本の伝統舞踊関係者たちが、韓日両国の平和と繁栄を願い、共に踊りを踊った。全ての踊りには、「名人」イ・グァンス氏が率いる民族音楽院とイ・ジョンデ氏(笛)、ホン・オクミ氏(奚琴〈ヘグム〉=琴の一種)など、韓国の伝統楽器の奏者たちの伴奏が付いた。公演を企画した韓国の舞踊家で僧侶の金昴先(キム・ミョソン)さん(57)=重要無形文化財第27号「僧舞」伝授教育助教=は「光復(日本の植民地支配からの解放)70周年、韓日国交正常化50周年を迎えたというのに、韓日関係はむしろ悪化している。しかし踊りと音楽を通じてであれば、打ち解けると思った」と話した。金さんは20年前、徳島市の創建1200年になる大日寺の住職と結婚し、日本との縁を結んだ。

 韓日両国の友好という願いを込めた公演第1部のテーマは「祈願」だった。日本の僧侶たちによる「声明(しょうみょう=仏教音楽の一種)」に合わせ、韓国の踊り手たちが踊り、これに韓国の僧侶ヌンファさんが答えるように「パラ舞」を披露した。第2部「和合」では、韓国と日本の舞踊家たちが一緒に踊り、韓国の伝統舞踊を習った日本のアマチュア舞踊グループ10人がステージに上がった。徳島で金さんから11年にわたって韓国舞踊を習ったこのグループは、公演の2カ月前から毎日2時間ずつ練習した。浜田サミコさん(58)は「10年ほど前に済州島を旅行したとき、美しい風景や親切な人々に魅了され、韓国文化に関心を持った。音楽や衣装まで合わせた踊りを通じ、韓国の伝統文化の美しさを感じることができた」と話した。

徳島=卞煕媛(ピョン・ヒウォン)記者
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