SEOを行う前に!検索エンジン好みのサイトを作るための35の方法
この記事は、Search Engine Landに掲載された「35 Ways To Make Your Site Search Friendly Before You Hire An SEO」を翻訳した内容です。
ウェブアーキテクチャは、これまでずっとSEOの観点から注目されてきましたが、ここ数年でさらにその重要性は高まっています。
なぜなら、アーキテクチャがウェブサイト全体の基礎になるからです。サイト訪問者があなたのサイトでどのように行動するのか、あなたの最適化したコンテンツを検索エンジンが正しく解析してくれるかどうかのいずれにも影響してきます。
でも、ウェブアーキテクチャはSEO実践者だけが考えるものではありません。ウェブサイト開発者も考えるべきことです。
誰か新しいウェブサイト開発を始めた人がいたら、SEOをすぐに行うことがなくても、私たちは最初から強い検索エンジン好みのウェブサイトを作るよう勧めています。
そうしなければSEOへ取り組んだ労力を無駄にすることになり、最悪の場合には問題解決のために開発コストが上がってしまいます。
この記事を読んでほしい方
ウェブ担当者
会社のウェブサイト開発やマーケティングを担当している方で、ウェブサイトの最適化にお金をあまり掛けたくない方には、このハンディガイドは役に立つでしょう。
この情報を開発者に渡して、彼らがこのガイドにしたがってくれたら、あなたのサイトはかなり検索エンジン好みのサイトになって、サイト公開後の最適化とマーケティングがしやすくなるでしょう。
ウェブサイト開発者
あなたが社内の開発者や制作会社の社員なら、このガイドによってクライアントに検索エンジン好みのサイトを提供でき、また後に外部のウェブマーケッターにサイト分析を行ってもらう際に、結果的に何十万もコストを抑えることにもなり得ます。
理解していただきたいのが、ここで紹介する内容はSEOでもなく、そのように分類されるべきものではありません。
ただ、実際にSEOやウェブマーケティングの効果をさらに高めるための基礎になる内容です。
ウェブマーケティングコンサルタント
サイトの開発フェーズや、あるいは開発完了し公開された後のコンサルティングを担当しているのなら、ここで紹介する内容によって最適化やマーケティングの効果を格段に高めることができるでしょう。いろんな場面で、ここで紹介する内容は他のマーケティングに着手する前に考慮しておくべきでしょう。
検索エンジン好みのウェブサイト開発ガイド
1.HTTP暗号化の利用を検討する
以前は、HTTPS/SSLを使ったセキュリティはウェブサイトのeコマース部分だけに使われていました。これは、たとえばクレジットカード番号などの重要な個人情報を守るためのものでした。
しかし、GoogleはHTTPSの利用を検索順位アルゴリズムの一判断要素としており、「すべてのページにHTTPSを」薦めています。
今はまだほんの小さな一判断要素ですが、この変化を取り入れるサイトが増えてきていますので、これからさらに変わって行く可能性があります。
セキュリティ万全なウェブサイトにする際のポイントは、サイト表示スピードを落とさないようにすることです。
これがまた1つポイントとなります(おそらくかなり重要なポイントとなります)。
2.サイト証明書を忘れず更新する
証明書が期限切れになると、気味の悪い警告表示がブラウザに表示されユーザーを驚かせてしまいます。
常に更新期限をチェックし、期限切れにならないようにしましょう。
3. robot.txtを利用しクローラーを許可する。
ウェブサイトが新しく公開される際、時おり開発者がrobots.txtを変更し忘れ、検索エンジンのページクロールが許可されていないことがあります。
ウェブマーケッターがこのファイルのチェックを忘れていたら、トラフィックが増えない理由を考えるのに何ヶ月も無駄にしてしまいます。あなたのサイトに対する検索エンジンのクロールが「無効」になっていないか、robots.txtを再度チェックしましょう。
4.ドキュメントタイプの宣言
各ページの"doctype"は、ブラウザがどのように解析すればよいかを伝えるためのものです。
doctypeが宣言されないと、ブラウザは憶測で解析することになります。たいていの場合はそれでも問題ないのですが、項目によって正しく解析されないことがあります。
一方、検索エンジンもdoctypeを使ってサイトの各部分を正しく解析しようとします。
5. HTMLを正しく使う
間違ったHTMLで必ずしも検索順位に影響が出るとはいえませんが、ブラウザや検索エンジンがページを誤って解析してしまうことがあります。
各ページを正しく解析してくれたら、誰にでもあなたの思ったとおりのサイト表示がされます。
6. CSSを正しく使う
上と同様です。
7. CSSファイルとJava Scriptファイルをアクセス可能にしておく
検索エンジンからCSSとJava Scriptファイルが見つからないようにしてはいけません。これらは、ページを正確に表示するための大切な情報です。
これによって、ページの各部分の適切な解析方法がわかるんです。各コンテンツがどのように扱われているのかを、検索エンジンが理解できなかったら、キーコンポーネントが本来持っている価値が生まれません。
8. HTMLフレームの使用を控える
これは最近あまり目にしない、昔のウェブ開発手法なのですが、古い知識しかない開発者と一緒に仕事をすることになったときのため、頭に入れておいても意味があると思います。
でも正直言って、フレームを使用するようなウェブ開発者を雇ったら、その時点で間違った人選といえます。
9. 画像のalt属性にはわかりやすい記載を
ページのコード(CSSからではなく) の中から呼び出される画像には、適切にラベリングされたalt属性を使いましょう。
これは取るに足らないようなことですが、画像が挿入されることを忘れないためにもちょうどよいのです。
10. 古いURLのリダイレクト
サイトの見直しによってURLの変更が起こることはやむを得ません。
古いサイトを閉じる前に、現在のURLをすべて残しておき、変更されたか使われなくなったURLから301リダイレクト処理を設定しましょう。301リダイレクトによって、変更前のページで得たサイトの価値をほぼ保ちながら、そのままリダイレクト先の新しいページへ引き継ぐことができます。
11. 404ページの作成
万が一古いURLの301リダイレクトを設定し忘れた場合に備え、しっかりデザインされた404エラーページが表示されるようにしておきましょう。
12. 印刷用ページはいらない
開発者は以前、印刷専用のURLを持つ「印刷用」ページを作っていました。これはもう必要ないですし、実際はあまりおすすめしない手法です。
CSSを使って、印刷ページに意味のないものを削除し、印刷用紙に合わせたフォーマットを行って、あなたのサイトの各ページそのものが印刷にフィットするようにしましょう。
13. クリック可能なリンクには下線を表示
下線付きのテキストは、ハイパーリンクを示すことを誰もが理解できる目印です。
この辺の決まり(あるいは期待)を破るのは、一般的にいい考えではありません。
14. リンクテキストを区別しておく
ハイパーリンクに下線を表示するだけでなく、せめてもう1つ何か別の方法で区別できるようにしておきましょう。
リンクを探すために、サイト訪問者がマウスを各テキストに移動させなくてもいいようにしましょう。
15. パンくずURLの正規化
パンくずURLがどれも1つの正規化されたURLを指すようにしましょう。
よくあることですが、サイト訪問者がページにたどり着いたルートによって、コンテンツが様々なURLで参照されます。パンくずURLが、サイト訪問者のたどったルートようにならないようにしましょう。
サイト訪問者がコンテンツにどのように探したかとは関係なく、URLは常に同じものにしましょう。
16. 適切なページ階層を作る
ページのURLは、ウェブサイトのナビゲーションを表すようなしっかりした階層形式にしましょう。
ナビゲーションカテゴリあるいはサブカテゴリが、URLにも表現されるようにしましょう。
17. バランスの取れたディレクトリ構造にする
ナビゲーションあるいはページ階層を構築する際、浅くもなく深くもないバランスのとれた階層にしましょう。サ
イト訪問者が、見たいコンテンツをさがすまでに何度もクリックさせたくはないでしょう。
でも、ホームページの中に選択肢が多すぎると、サイト訪問者は正しい選択ができなくなります。正しいリンクを探すのではなく、一番クリックしやすいリンクに行きがちになります。
18. 固有のタイトルタグをつける。
サイトの各ページがそのページを示す固有なタイトルタグから始まるようにしましょう。時間がなければすべてのSEOで行う必要はないですが、ページのコンテンツを表したタイトルは、サイトの展開には必ず必要です。
各タイトルは、35文字(原文:35〜55文字)以内におさめましょう。
19. 固有のメタ記述を使う。
上記と同様です。
メタ記述は120文字(原文:100~155字)以内におさめるとよいでしょう。
20. listのコーディングを正しく行う
箇条書きや番号つきリストを使う際、正しいHTMLコードを書きましょう。
( <ol>
、<ul>
、<li>
等)これにより、ブラウザや検索エンジンがコンテンツの各要素をリストの項目であると理解し、各テキストがどの程度の検索価値があると解釈されるのかに影響します。
21. コード量を減らす
開発ボリュームが増えたり、新機能が追加されたりすると、コード量がすぐに膨れ上がります。
よくあることですが、開発者は何かをするにあたって一番簡単な、あるいは速くできる方法を探そうとします。でも、それはまたコードを膨れ上がらせることになります。コード量が膨れ上がるとページ速度が落ちますので、コード量は最小限に抑えることが大切です。
22. HTMLテーブルの利用を抑える
フレームと同じように、テーブルは今は一般的には使われません。
同じことを実現するために別の手法を採るのが、主流です。でも残念ながら、テーブルを作って利用するほうが簡単にすむことが多いのも事実です。
可能な限りテーブルの利用は避け、テーブルのようなレイアウトが必要なコンテンツにはCSSを使いましょう。
23. ナビゲーションには絶対パスを使う
開発サーバから本番サーバへの移行が簡単という理由から、開発者は相対パスを使いたがります。
でも、相対パスではページ解析やスクレイピングの際に問題になることがあります。可能な限り、少なくともサイトナビゲーションには必ず絶対パスを使用することをお薦めします。
24. スパイダリングできないショッピングカートリンクの設置。
ショッピングカートへのリンクは検索エンジンからスパイダリングできないようにしましょう。検索エンジンがリンクをたどっただけで商品をカートに入るようなことは、あなたも望んでいないでしょう。検索エンジンにはこのような部分からは離れ、コンテンツに集中してもらうようにしましょう。
25. 検索エンジンからブロックするページをDisallow設定する
検索エンジンにアクセスしてほしくないページは、robots.txtファイルを使って設定しましょう。ページをDisallow設定にすると、対象ページのコンテンツを検索エンジンが読み込まなくなります。しかし、検索エンジンがそのページに価値があるとわかるようなシグナルを見つけたら、対象ページへのリンクは検索結果には残ります。
26. ページを検索結果に表示させたくない場合は、noindexタグを使う
もし、ページを検索結果(SERPs:Search Engine Result Pages)から完全に守りたいなら、noindex メタタグを使ったほうがよいでしょう。
これにより、ページをまったくインデックスしないよう検索エンジンが解釈します。
27. リンク価値を引き継ぎたくない場合にはnofollowリンクを使う
リンクから別のページへリンク価値を引き継ぎたくないなら、リンクコードにnofollow属性を使いましょう。
覚えておかないといけないのは、そのリンクそのものによって対象ページからのリンクの価値を落としてしまうことになります。リンク先のページへリンク価値が引き継がれないのです。
28. 無効なリンクをチェックする
サイトを公開する前に、無効なリンクをチェックして直しましょう。
あなたのサイトをGoogleがクロールするとき、サイトの全体スコアを落としてしまうので、このようなエラーは見つけてほしくないでしょう。リンクに何も問題がないか確かめるため、サイトが公開された後もチェックしましょう。
29. ページの表示速度アップを検討する
サイトの表示速度を上げるため必ずできることがあります。
ページ表示を速くするためなら、どんなに小さくてもいいのでできることを見つけるようにしましょう。
30. ページ内のリンクを減らす
1ページ内のリンクの数が100を超えないよう、各検索エンジンでは推奨しています。
しかし、無駄なリンクは残したままでこの数に合わせればいいということではありません。サイトナビゲーションやキーページを見直し、無駄なリンクを使っていないか確認しましょう。
31. コンテンツの重複をなくす
コンテンツの重複をなくすことに最大限の努力をしましょう。
同じような情報へいろんなルートからたどり着けるような、Eコマースサイトにとっては特に重要です。
コンテンツの各ページは単一の正規化URLを持つようにしましょう。あとの残りのURLはなくしましょう。
もし、紛らわしいコンテンツを生み出すURLをすべてなくすことができなければ、一時しのぎとして正規化タグを使うようにしましょう。
32. 見出しタグの適切な階層化
各ページではH1タグを使うのは1度だけにしましょう。他の上位見出しタグ(H2からH4)はコンテンツ部分に使用し、H5からH6はナビゲーション見出しのために使いましょう。
33. セッションIDは使用しない
これもまた古めかしい技術で、理由はよくわかりませんが今でも使用されています。サイトの訪問者を追跡するのなら、もっといい方法があります。この方法はどんな場合であっても使わないようにしましょう。
34. 検索エンジン好みのリンクを使う
必ずすべてのリンクで検索エンジン好みのリンクコードを使うようにしましょう(意図的に検索エンジンからブロックする場合は除きます)間違ったリンクコードを使うと、価値の高いコンテンツをうっかり検索エンジンから引き離してしまいます。
35. 構造化データを使う。
構造化データはコンテンツのキー要素に関係する補完的なコーディングです。
検索エンジンによるコンテンツの目的や価値の理解を助けるためのものです。これによって、検索ユーザーに対してどの情報が表示されるか、あるいはどのようにサイトが検索結果に表示されるかが変わってきます。
まとめ
上で述べたお薦めする手法を使えば、あなたのサイトを検索エンジン好みのサイトへ一歩近づけることができます。
私は、述べたすべてに注目してほしいと思います。
なぜなら検索エンジン好みでないサイトを新たに公開すると、とんでもない結果になるからです。仮にサイト公開の後でということになると、たとえすぐに問題が解決できたとしても、マイナスの影響を相当期間受けることになります。
ここで並べた手法を開発者と一緒に確認し、サイト公開を決断する前に1つ1つがクリアできているか確認することをお薦めします。
たとえ1、2週間程度サイと公開を遅らせたとしても。あなたのビジネスがうまくいかず、あとで解決すべき問題を生み出すようなサイトを無理に公開するよりも、公開を少々遅らせたほうがましでしょう。
この記事は、Search Engine Landに掲載された「35 Ways To Make Your Site Search Friendly Before You Hire An SEO」を翻訳した内容です。
内的SEOはサイト制作時にやるのが、一番効率的で、一番費用がかからないと言われています。ウェブサイトはディレクター、デザイナー、コーダー、エンジニアが関わって作るものです。
上で挙げている35の内容は、ウェブサイト制作に関わる人全てが読むべき内容と言えるでしょう。作って終わりではなく、作ってからがウェブサイトはスタートです。しっかりと習得してサイト制作に活かしていってください。
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