弘前城天守、ジャッキで持ち上げ 100年ぶり曳屋工事ジャッキで持ち上げ移動させる「曳屋」工事が始まった弘前城の天守=16日午前、青森県弘前市 江戸時代に築城された青森県弘前市の弘前城で16日、石垣を修理するのに伴い、国の重要文化財で重さ400トンの天守をジャッキで持ち上げ、解体せずに移動させる「曳屋」工事が始まった。100年ぶりの大工事に大勢の観光客が集まり、持ち上がる天守を見守った。 太鼓や笛の音が会場を盛り上げる中、葛西憲之市長らの「曳屋事業にかかれ」との合図で27台の油圧ジャッキが作動。天守がゆっくり石垣から切り離され、約5分かけて10センチほど上がった。 今後、レール上の台車に載せ、約2カ月かけて70メートル離れた仮設の天守台まで移動する予定。 【共同通信】
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