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2015-06-30

「はてなブログ」が気持ち悪いのでここを捨てます


 タイトルの通りです。今日で「無要の葉」の更新をおしまいにしようと思います。今まで読んでくれた皆さんありがとう、読者登録したばかりだったという人はごめんなさい。でも、もう限界なんです。


 


 以下その理由と今後の方針について書きます。人によっては体調が悪くなるかもしれないので繊細な人は気を付けてください。


 


 


 


 


はてなブログ」が気持ち悪い


 いわゆる「はてな村」が気持ち悪いのはもともとだったんですが、その「気持ち悪い」は仲間内で「おまえ相変わらずキモイな」というレベルのじゃれ合いや生理的嫌悪感とは違う「変わった人」を揶揄する言葉として機能していたと思います。


 


 だけど、ここで使う「気持ち悪い」は生理的嫌悪という意味です。この前、とあるコメントを見て寒気と吐き気を感じました。たった数十字のコメントなのに、それはコメントを付けた人の肥大すぎる意識を的確かつグロテスクに表現していました。


 


 そのコメント以外にも、吐き気まではいかなくても寒気のするコメントや記事を見かけることが増えました。単発で見る分には「ははっ、気持ちわりーな」と受け流すことが出来ていたのですが、いくつもいくつも見ていくとだんだんイヤな気分になります。そんな時に例のコメントを見かけて本気で吐こうかと思うくらい気分が悪くなりました。


 


 で、何が気持ち悪いのかと言うと端的に言えば「内輪ノリ」です。はてなブログでブログを開設して、似たようなブログと繋がってお互いにブコメしあってキャッキャウフフやってるわけですよ。別にキャッキャウフフやってる分には自由だし問題ないんだけどさ、そのキャッキャウフフのノリがじわじわと関係ないところに広がってきている気がする。で、そのキャッキャウフフのノリのくくられ方が「はてなブログ」なんですよ。こりゃ参った。


 


 なんだろ、「はてなでブログやってる人つながろーぜ!」というのはわからないでもない。趣味の友達が欲しいんだなぁとか遠い土地に住んでいる人とコミュニケーションがとれたら楽しいだろうなとか、そういうのは楽しいと思う。でもその「内輪ノリ」にはそういう「感情」が感じられない。言葉だけ見ると「面白いですね」「参考になります」だけで悪いことは書いてないのに、「感情」が伴っていない。傍から見るととっても不気味。一体何のためにこの人たちは「友達ごっこ」をしているんだろう、みたいな。何かに叱られないように必死で媚を売っている子供のようだ。何かに怯えているように見える。


 


 謎の虚勢や見栄、自分を上げるために他者を貶めるような発言。それに気づかないで字面通りに受け取って「面白いですね〜」とか言ってる取り巻き。ぶっちゃけて言えばミニマリストを名乗る集団なんですが、ミニマリストを名乗ることやそれに合わせた生活をすることは別に個人の趣味だろうから好きにやればいいと思う。でも、結局こうやって文章を書いて広めるんだから自意識だけはラージサイズになっていくわけで、物は質素になっているのかもしれないけれど変な見栄や不釣り合いな自尊感情はどんどん増していると思う。そうなるともう完全に生活スタイルの消費とかそういうのを通り越して新興宗教のレベルだ。で、ラージサイズになった自意識がダダモレしているのにその処理には無頓着なのが現状だと思う。


 


 別にミニマリスト全部がよくないって言ってるわけじゃない。ミニマリストをタイトルに冠していても好感のもてるブログもあるし、みんながみんなそうではない。でも「定義なんてどうでもいい」ってわけわかんないことを言いだした結果、言葉だけが一人歩きしてモノやしがらみに執着するあまりに人として大切な何かを捨てて変な欲が肥大しているんじゃないかって思ってしまう。つまり気持ち悪い。言ってることとやってることの一貫性があまりにもない。そもそも欲を消し去ろうと思うならまずブログなんてやらないと思うんだけどなぁ。毎日ボタンを掛け違える人を見ている感じだ。別に単発ではどうってことないけど、毎日毎日同じ部分の掛け違えをしていて、声をかけようものなら「あなたに迷惑はかけていないしこの服はこうやって着るんです!」って言われるような感じかな。


 


 正直10周年で大々的にミニマリストおいでなんてやり始めたときからイヤな感じはしていたんですが、ついに自分の中で「あー嫌だな」が「絶対嫌だ」に変わった感じがするのです。そんな中で「はてなブロガー」とか言ってくくられたくない。正直だるい。寒気がする。


 


スパムレベルのブクマ


 まぁ「嫌だなぁ」と思うだけならこのブログを捨てる必要はないのですが、「ブログを捨てよう」と思った一番の理由は数か月前から張り付いているブクマbotです。最初は「変なのが付いたなぁ、非表示にしよう」って思っていたのですが非表示にしてもブクマは記事の脇に数字が出るので、嫌でもそのbotブクマして行ったのが見えるんです。


 


 別に害はないんだからいいんじゃない? と思ってもいたのですがこのブログは小説や短歌を載せる場所としても使っていました。その情念すら機械的に拾っていくわけです。なんつーかね、気分はよくないですよね。販売イベントなどに参加されたことのある人ならわかると思うのですが、わざわざやってきて作品を手に取って買った瞬間目の前で捨てられるみたいな、そんな感覚です。「俺が買ったんだからどうしようと俺の勝手だ」みたいなこと言われても、「読まないなら買うな」って思いませんかね? そういう気持ちの小規模なバージョンが延々と続くわけです。毎回毎回。たぶんこれからもずっと。


 


 意外とこれ、ストレスです。上記のアクセス数だけ考えている「ブロガーさんつながろう!」の人たちには理解不能だと思うのですが、自分の書いた作品は子供みたいなものです。その子供をないがしろにされて嬉しいと思う親はいません。読んだ上での賛否や批判は仕方ないし、批判が多いなら書き方に問題があったところもあるし、誤解があったとしても本文を読んでいると言うことだと思うんです。それならそれで全く構わない。普通のことだと思う。至極真っ当なことだと思う。


 


 で、何でこのブログにブクマつけてんの? っていうのが正直わからない。ブクマリストを見ると毎日150〜200ちかくブクマをつけて回っていて、何か自動取得ツールか何か使ってるのかなーって思う。でも明確なスパムとも違うし、誹謗中傷など通報するほど悪いことはしていない。でも他のホッテントリになったところにやってくるbotと違って中の人もいるっぽいし、ただただ不気味ってだけだ。


 


 非表示にしてもブクマだから存在は見えてしまうし、その目的もただの宣伝なのか記事を読む意図があってやっているのかわからなくて気持ち悪いっていうところもあるし、何より中の人のブログを見る限りこのブログに全く興味ないのがわかる。哲学的ゾンビが実体化したみたいな感覚だ。もう完全に視界から追い出すにはあーだこーだ苦情を申し立てるより、こっちがここから出ていくのが一番早いと思ったのです。いろいろ考えて、そんな嫌な思いをしてまでここにこだわる必要は全くないというのが結論です。


 


 ひとつひとつは小さいのですが、その積もり積もった「気持ち悪い」のメーターの針が振り切れたのが昨日でした。「そんな気持ち悪い思いするなら、辞めれば?」くらいの感覚です。このブログを捨てることに迷いはありませんでした。「気にすんな」と言いたいのはわかります。実際自分でも他人事なら言うと思います。でも当事者になったらやっぱり気持ち悪い。そこを見ないふりするのはもう限界ってことです。


 


 だから誰が悪いとかそういうのはないんです。単にわがままです。今まで散々わがまま言ってきたし、迷惑かけないわがままで終わろうと思うのです。


 


今後の方針


 だけど、もう10年位いろんなところを転々としながらブログは書いていたし、はてなで出会った人たちは捨てたくない。特にいつも的確なコメントをくれるブックマーカーたちは大好きだ。変なこと言ってたら「違う」って言ってくれる、そういうコミュニティはすっごく好きだ。個人的にラブコールを送ろうかと思ったけど何だかお別れみたいだからラブコールは本気ではてな辞めるときにします。


 



  • このブログは更新しない。記事は整理してどうでもいいのは捨てる。

  • ブックマーク、ハイク等は続ける。

  • 映画、短編小説のブログは続ける。


 


 今のところ決まっているのはこれだけです。正直メインで書いているのがここってだけで文章だけなら書く場所は別にあります。短歌企画などは別の創作ブログをはてなに作るかどうかを考えているところです。とりあえず明日映画の日なので『怒りのデスロード』見てからその辺のことは考えようと思います。ジャイアンじゃないけれど「惜しい」「やめないで」との声があればカムバックも考えなくもないのですが、多分それはこのブログじゃなくて違うブログになると思います。


 


 実際今までブログを書いては捨て書いては捨ててきました。小説とか詩とかゲーム日記とかドラえもんのマニアックな秘密道具について語るブログとかそういうのも昔は書いていました。そーいう企画物ではなくただただ雑記として書きたいように書こうと言うブログはここが多分初めてで、それは非常に面白い体験でした。賛否両論誹謗中傷含めて忌憚のない意見が飛び交うのは楽しかったです。


 


 もう一度書くけど、別にはてなそのものを去るつもりは一切ない。だけど、ここの場所は終わりって言うこと。これ以上自分の言いたいことを書いてるのにそれが原因で書いたこととは関係ないストレスがたまるのはごめんだ。もっと自由に書きたいし、更に自意識をひねくれさせたいしわがままだって言っていたい。でも、もうここじゃそれが出来ない。何だか息苦しい。そんな感じです。だから別の息が出来る場所を創りに出かけます。それだけのことです。


 


 もう一度書くと、お別れじゃありません。ただこの店を閉めるだけです。商売は別のところでもできます。こんな半端な愚痴文章でお金儲けなんてとんでもないと思っているので実際に儲けてはいませんが。


 


 それでは名残惜しいですが、この辺でおしまいにします。またどこかで会いましょう、ありがとう、さようなら。


 


2015.6.30 虚無透

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