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 沖縄県沖合で米陸軍ヘリコプターが輸送艦への着艦に失敗し、陸上自衛隊員を含む6人がけがをした事故で、米陸軍参謀総長のオディエルノ陸軍大将は12日、特殊作戦部隊の訓練中だったことを米国防総省での記者会見で明らかにした。

 オディエルノ大将は「いくつかの国との特殊作戦部隊の訓練中だった」と述べた。事故原因は調査中としている。具体的な訓練内容や日米以外の国も訓練に参加していたのかには言及しなかった。機体は米陸軍特殊作戦ヘリMH60ブラックホークとみられ、同乗していた2人の陸自隊員も特殊作戦を担う中央即応集団に所属していた。

 日米関係への影響についてオディエルノ大将は「一つの事故で過剰反応するつもりはない。我々は同盟国日本と連携し、今後も連携し続けるということが大事だ」と強調した。

 米陸軍の特殊作戦部隊は、沖縄県のトリイ通信施設(読谷村)に第1特殊部隊群(空挺(くうてい))の約300人が駐留。平時は他国との共同訓練や非戦闘員救出、災害救援などを行うが、朝鮮半島有事などの際には強襲作戦など特殊作戦を担う。(ワシントン=佐藤武嗣)