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 新規制基準下で初めて再稼働した九州電力川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)では12日、原子炉を安全に止められるかを検査するなど、発電・送電開始への準備が進んだ。順調に進めば、14日に発送電を始めて、9月上旬に営業運転に移る予定だ。

 川内1号機では、11日午前10時半に制御棒を引き上げて原子炉を起動し、同日午後11時、核分裂反応が連続して起きる「臨界」の状態になった。

 12日は、制御棒の一部を再び下げるなどして核分裂反応を調整し、原子炉を安全に停止できるかを確かめた。検査で異常はなかった。