韓国軍が北朝鮮向けの拡声器放送を最後にしたのは2004年だ。同年の南北将官級軍事会談合意に基づき、拡声器放送は中止された。北朝鮮が放送中止を要求したことによるものだ。
今回の地雷爆発事件後、韓国軍当局は拡声器放送再開のほかに、北朝鮮の最前線哨所(GP)を砲撃することも検討したが、北朝鮮に挑発行為の口実を与えたり、戦闘拡大につながったりする可能性があるということで留保されたという。しかし韓国軍は、北朝鮮が韓国の拡声器施設を襲撃するなどの挑発行為をしたら、K-9自走砲などを動員して挑発行為の拠点を攻撃する方針だ。
また、北朝鮮の挑発行為に備え、京畿道坡州市や漣川郡一帯の住民に対しては、民間人立ち入り統制線より北の地域への立ち入りが規制されている。
韓国軍当局はさらに北朝鮮の反応を見た上で、今月末に実施される韓米合同軍事演習「乙支フリーダムガーディアン」(UFG)とは別に、B-2ステルス爆撃機やF-22ステルス戦闘機の韓半島(朝鮮半島)出動を米国側に要請することにした。北朝鮮が挑発のレベルを高めれば、北朝鮮が最も敏感に反応する「最高尊厳」に関するシンボル(金日成〈キム・イルソン〉主席や金正日〈キム・ジョンイル〉総書記の銅像など)を棄損・打撃することも検討されている。