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 高知県南国市に残る旧海軍の壕内で、戦時中に使われ、廃棄されたとみられる遺物が大量に見つかった。搭乗員の養成機関だった地元の旧高知海軍航空隊の隊員らが生活していた痕跡もうかがえ、地元の専門家は「劣悪な環境の中、空襲を避けながら生活していた様子が分かる貴重な史料」と話している。

 壕は高知龍馬空港から数キロ離れた山中にある。遺物は、活性炭を入れて防毒マスクに装着する缶約100点のほか、名札やパイロット用の手袋、スパナ、歯ブラシなど。

 確認したのは、高知市の「平和資料館・草の家」の理事研究員福井康人さん。設営部隊の資料を元に調査を進めたという。資料には壕内の一部が「寝室」と表記された図面も残されている。