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 米国防総省は5日、トルコ南部アダナのインジルリク空軍基地を出撃した米軍の無人機が、シリア北部で過激派組織「イスラム国」(IS)を空爆したと明らかにした。トルコ国内の基地を使用した米軍の対IS空爆は今回が初めて。トルコ政府は7月下旬、米軍主導の有志連合に対し、対IS空爆での同基地使用を許可したばかりだった。

 米軍は今回の空爆の詳細を明らかにしていないが、ロイター通信やトルコ紙ヒュリエット(電子版)によると、無人機は4日にインジルリク空軍基地を出撃し、ISが「首都」と称するシリア北部ラッカの周辺を空爆したとしている。同基地はシリア北部のIS支配地域まで200キロしか離れておらず、対IS空爆の拠点になる見通しだ。

 トルコのチャブシュオール外相は5日、外遊先のマレーシアで会見し、インジルリク空軍基地に「米軍の有人戦闘機や無人機が次々到着している」とし、有志連合による「ISに対する大規模攻撃が近く始まる」と述べた。

 トルコ紙デイリー・サバ(電子版)は4日、米軍は今週中にもインジルリク空軍基地にF16戦闘機など戦闘機30機、兵員約300人を配備すると報じた。(イスタンブール=春日芳晃)