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 安倍政権は、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の同県名護市辺野古への移設に関連する作業を今月10日から1カ月間中断する。辺野古移設に反対する翁長雄志(おながたけし)知事との全面対決を避けるため、基地問題について協議するためだ。ただ、政権は移設の方針自体は変えておらず、「1カ月後」の展望は描けていない。

 作業中断は菅義偉官房長官が4日の記者会見で表明した。9月9日までの間、辺野古沿岸部での海底ボーリング調査▽辺野古にある米軍キャンプ・シュワブへの工事資材の搬入▽埋め立て実施に向けた県との協議、をそれぞれ停止する。

 8月7日に安倍晋三首相と翁長氏が会談するほか、菅氏が来週にも沖縄を訪れ、翁長氏や県民に辺野古移設への理解を求める。沖縄県の安慶田(あげだ)光男副知事は4日、記者団に「常識的に、最低1週間に1回は(協議を)やらないと」と語り、政府と沖縄県の協議を1カ月間に5回程度行いたいとの見方を示した。