トップページBusinessニュースTPP 全体会合を再開 ぎりぎりの交渉続く
ニュース詳細

TPP 全体会合を再開 ぎりぎりの交渉続く
8月1日 9時51分

TPP 全体会合を再開 ぎりぎりの交渉続く
k10010174721_201508011008_201508011008.mp4
TPP=環太平洋パートナーシップ協定の交渉参加12か国による閣僚会合は、最終日を迎え日本時間の午前9時すぎから、中断していた全体会合を再開しました。議長国のアメリカ政府は午前11時から共同記者会見を行うと発表していて、各国とも大筋合意を目指したぎりぎりの交渉を続けています。
ハワイで行われているTPPの閣僚会合は1日が最終日で、日本を含む交渉参加12か国は日本時間の1日朝、全体会合を開きましたが、およそ1時間で中断しました。これを受けて、各国は、再開に向けて2国間の協議を続け、午前9時すぎから全体会合を再開しました。

甘利経済再生担当大臣は、1日朝早く記者団に対し、「残されている課題は、かなり整理されているが、まだすべて解決しているわけではない。TPP交渉が成就するよう、最終局面の困難な交渉を主導していきたい」と述べました。
議長国のアメリカ政府は、午前11時から閣僚の共同記者会見を行うと発表しましたが、日本政府の関係者はNHKの取材に対し、協議が終わるめどは立っていないという認識を示しました。

これまでの交渉では、難航するバイオ医薬品の開発データの保護期間を巡り、開発力のある企業を抱えるアメリカができるだけ長くするよう求めているのに対し、オーストラリアや新興国はこれに反発し、意見の隔たりが残っています。
また、乳製品の輸出拡大を目指すニュージーランドは、日本を含む各国に対して、輸入量の拡大を強く求めるなど、各国とも国益を追求しながら、大筋合意を目指したぎりぎりの交渉を続けています。

関連ニュース

このページの先頭へ