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アイヌ民族に関する国立博物館 基本計画を公表
7月30日 17時00分

アイヌ民族に関する国立博物館 基本計画を公表
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2020年の東京オリンピック・パラリンピックに合わせて北海道白老町に開館する、アイヌ民族に関する国立博物館の基本計画がまとまりました。
アイヌ民族については、6年前、政府の有識者懇談会が、日本の近代化政策によって民族独自の文化が深刻な打撃を受けたとして、国が文化の復興に配慮する責任があるとする報告書をまとめ、去年、国立博物館などを整備することが閣議決定されました。
博物館は北海道白老町のポロト湖周辺に建設され、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに合わせて開館することになっていて、文化庁は30日、基本計画を公表しました。
それによりますと、延べ床面積は8600平方メートルで、「総合展示室」には、アイヌの人々の視点で歴史や文化を伝える基本展示や、体験や調べ学習ができる子ども向けの展示、それに、映像や音声でアイヌ文化を紹介するシアターなどを盛り込みます。
また、アイヌ文化の伝承者や学芸員などが共同研究できる部屋も設け、国内外の博物館や研究機関とのネットワークを構築することを、この博物館の重要な機能の一つに位置づけるとしています。
文化庁によりますと、新たな国立博物館が開館するのは、2005年の国立九州博物館以来15年ぶりです。

「未来志向の博物館に」

国立博物館が整備される予定の白老町のポロト湖周辺には、半世紀にわたりアイヌ文化を紹介してきた民間の「アイヌ民族博物館」があります。
アイヌ民族博物館は国立博物館の開館に伴って閉館することになっていますが、人材やノウハウのほか、収蔵品も国立博物館に引き継がれる見通しです。
アイヌ民族博物館の野本正博館長は「国立博物館の基本計画がようやく出来て喜んでいます。国立博物館としては初めて1つの民族や人に焦点を当てたものになるということで、これまでにない内容になると期待しています。アイヌの歴史と文化を伝えるだけでなく、人権や異なる価値観にも配慮した未来志向の博物館にしていきたい」と話していました。

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