2015年7月27日04時59分
首都郊外の調布飛行場(東京都)で小型機が住宅密集地に墜落し、住民が巻き添えになった。事故機は過去に別の事故も起こしていた。小型機は大手航空会社と機体の管理のあり方が違うことも多く、トラブルが各地で相次ぎ、整備や操縦に疑問も出ている。
中央自動車道と味の素スタジアムに挟まれた調布飛行場の南側。5人が乗った小型機は離陸直後、揺れながら低空で飛行し、住宅密集地へ墜落した。搭乗していた2人と住民1人が犠牲になった。目撃者からは「離陸直後に低い耳障りな音がした」「不規則なプロペラ音が聞こえた」との声があがった。
「エンジンの出力が下がっていた可能性がある」。元全日空機長で航空評論家の樋口文男さん(67)は、目撃証言に基づきこう指摘する。航空機は離陸時、プロペラの回転数を上げるため高い音がするのが一般的。エンジンに不調があれば、パイロットはエンジンをかけ直したり、グライダーのように滑空したりして不時着する。
だが滑走路の500メートル先には住宅が立ち並んでいた。「離陸して墜落まで20~30秒だろう。パイロットには対応する余裕もなく、図らずも住宅地に行ってしまったのではないか」
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