1962年、東京都生まれ。
早稲田大学卒業後、テレビマンユニオンに参加。
主なTV作品に、
「しかし・・・」(91/CX/ギャラクシー賞優秀作品賞)
「もう一つの教育~伊那小学校春組の記録~」
(91/CX/ATP賞優秀賞)などがある。
1995年、初監督した映画『幻の光』が
ヴェネツィア国際映画祭で金のオゼッラ賞を受賞。
続く『ワンダフルライフ』(98)は、
世界30ヶ国、全米200館で公開される。
2004年の『誰も知らない』では、
主演を務めた柳楽優弥が、カンヌ国際映画祭で
映画祭史上最年少の最優秀男優賞を受賞。
その後、『花よりもなほ』(06)、
ブルーリボン賞監督賞を受賞した『歩いても 歩いても』(08)、
カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品された
『空気人形』(09)を手がける。
2011年、『奇跡』が
サンセバスチャン国際映画祭最優秀脚本賞を受賞。
2012年、初の連続ドラマ
「ゴーイング マイ ホーム」(KTV・CX)で
脚本・演出・編集を務める。
2013年、福山雅治を主演に迎えた
『そして父になる』が大絶賛され、
カンヌ国際映画祭審査員賞他、
国内外の数々の賞に輝き大ヒットを記録した。
2014年に独立し、制作者集団「分福」を立ち上げた。
http://umimachi.gaga.ne.jp/
漫画『海街diary』を
素晴らしい脚本とキャストで映画化し、
先日の「カンヌ」で喝采を浴びた
是枝裕和監督に、お話をうかがいました。
主なテーマは、当然「映画」です。
が、そればかりじゃなく、
家族を描くということ、死について、
人はなぜ物語を必要とするのか‥‥等々、
今もっとも話を聞きたい映画監督による、
一級の物語論・作家論となりました。
創造性を刺激する内容ですが
むずかしい話には、なっていません。
『海街diary』を観ているみたいに
ゆったりした気分で、お楽しみください。
担当は「ほぼ日」の奥野です。
まずはもちろん、上映中の『海街diary』です。
映画を見た「ほぼ日」乗組員たちも
「映像がきれいで、ずっと観ていられる」
「もう一回、観たいなと思った」と、口々に。
是枝監督の脚本、4人の主演女優の演技はもちろん、
樹木希林さんやリリー・フランキーさんなど
是枝作品に欠かせない人たちの存在感、
鎌倉の海や街、四姉妹が住む一軒家の雰囲気など
どれもこれも、すばらしいものでした。
そして、それらの映像を撮った
撮影監督の写真家・瀧本幹也さんのお仕事も
本当に、すばらしかった。
まだまだ、全国各地の映画館で公開中なので
ぜひ、ごらんになってみてください。
続きましては「映画の写真集」です。
これは、著名な写真家でもある
撮影監督の瀧本幹也さんが
映画撮影の合間に撮りためた
スチール写真を
一冊の本にまとめたもの。
つまり「映画のシーン」とは
微妙に異なる作品集。
『海街diary』の世界観を
たっぷり含みつつ、
長女幸(さち)役の綾瀬はるかさんが
四女すず役の広瀬すずさんの
髪を切るシーンなど、
映画には出てこない場面も
収蔵しています。
そして、7月29日からは「TOBICHI2」で
「海街diaryのちいさな写真展」を開催します。
瀧本さんの写真集から選り抜いた
貴重なオリジナル・プリントをぜいたくに展示。
TOBICHI2の裏側って「墓地」なんです。
ブランドを上げると、大きな窓に全面「墓地」。
インタビューの中で
「映画のひとつのテーマは、死」だって
是枝監督がおっしゃってますが
その「墓地」を大胆に「借景」しながらの
ユニークで、雰囲気のある展示となります。
映画の世界の「かけら」を持って帰れるような
お買い物コーナーもつくる予定です。
映画のグッズや、瀧本さんの写真集だけでなく、
原作となった吉田秋生さんのコミックも
まとめて買って帰れたり。
ともあれ、もういちど映画を観たくなるような、
まだ見ていない人は、
そのまま映画館へ行きたくなっちゃうような、
そんな「ちいさな写真展」です。
『海街diary』の、唯一の写真展でもあります。
ぜひぜひ、足を運んでくださいね。
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会期 7月29日(水)~8月3日(月)
会場 TOBICHI2
住所 東京都港区南青山4-28-26
時間 11時~19時(最終日は17時閉場)
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写真展の会期中、となりの「TOBICHI」では
『海街diary』のドキュメンタリー番組
『映画「海街diary」が生まれるまで』(約1時間)を
1日に3回、上映いたします。
伊丹十三監督の映画のメイキング映像を
長く撮り続けてきた、テレビマンユニオン副社長の
浦谷年良(としろう)さんが
みずからカメラを回した、約1時間の作品です。
日本映画の専門チャンネル等で
これまでに何度かオン・エアされているだけ。
現時点では、TOBICHIでしか見ることができません。
映画をごらんになった方には
とくにおもしろい内容となっていますので
この貴重な機会を、お見逃しなく。
入場は無料、
1日3回上映(12時・15時・18時)です。
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会期 7月29日(水)~8月3日(月)
会場 TOBICHI
料金 無料
住所 東京都港区南青山4-25-14
時間 12時・15時・18時(1日3回上映・上映時間は約1時間)
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