スーツのお手入れ方法|綺麗に長持ちさせるお手入れをすべて解説
ちゃんと買い直しているはずなのに、スーツがくたびれて見える気がしませんか?スーツ姿が何だか決まらない、それはスーツのお手入れができていないのかもしれません。スーツを美しく保つには、正しいお手入れを続けることが大切です。
今回は毎日の基本のお手入れと、お悩み別のお手入れをご紹介しますので、あなたのスーツに必要なお手入れがきっと見つかります。いつもきれいなスーツ姿でお仕事しましょう。
目次
1. 毎日するお手入れ 4STEP
1-1. ハンガーにかける
家に帰ったらすぐハンガーにかける、これが毎日のお手入れの基本です。ぴったり合ったハンガーにかけると、新しいシワや型崩れを防ぐのはもちろん、軽いシワまで伸ばせます。ここからはスーツに合うハンガーの選び方をご紹介します。
ジャケットをかける
ハンガーは肩のラインに合う肉厚で丸みのあるものを選びましょう。厚さの目安は3~5cm。薄いものはもちろんNGですが、それより厚いもの(コート向きのハンガー)もスーツの型崩れの原因になります。
形は肩先が前方に柔らかくカーブしているタイプがおすすめです。さらにこだわるなら、スーツの肩幅に合ったハンガーの幅を選びましょう。
素材は防湿効果があり静電気を防いでくれる木製がベストですが、形が合ったプラスチックのものでも大丈夫です。
✔︎ 厚さ3-5cm
✔︎ 肩先が前方にカーブ
✔︎ 木製
✔︎ スーツの肩幅と近いハンガー幅
パンツをかける
パンツはズボン専用のハンガーで吊りましょう。裾の部分をハンガーに挟んで逆さまに吊るすと、パンツの重みを利用してしわが伸ばせます。ジャケット同様に、木製のハンガーが理想です。
1-2. 1日は休ませる
”1日着たら1日は陰干し” するだけで、スーツが断然長持ちします。
一度着るとどうしても汗が染み込んでしまうので、風通しの良い室内に干す(陰干し)して汗などの水分を飛ばしてあげましょう。水分は生地や芯材(型の部分)を傷めるだけでなく、匂いやカビの原因になります
1-3. ポケットの中身を出す
ポケットの形が崩れてしまうので、ポケットの中身は出してから干しましょう。
1-4. ブラッシング
着用後のスーツにはたくさんのホコリが溜まっています。
ブラシを使って、目に見えないホコリまでしっかり落としましょう。小さなホコリもそのままにしておくと、繊維内に入り虫食いの原因になってしまいます。
ブラッシングの仕方
1. 全体を軽く叩いてホコリを浮かせる
2. ジャケットは上から順にかけていく
3. パンツは逆さまにつるし、裾から腰へブラッシングする
4. 衿(カラー)の裏側や、ポケットの中など見え無い部分もブラッシングする
ブラシの選び方
天然の毛のブラシを使うと、細かな汚れも落としつつ生地を傷めずにブラッシングできます。しなやかでコシのある豚毛ブラシや、繊細でハリのある馬毛ブラシなどは特におすすめです。
編集部のおすすめは、無印良品の豚毛ブラシ:1575円
シンプルなデザインが素敵な無印良品のブラシは、しなやかな豚毛素材。ホコリだけでなく小さな毛玉まで取れるのでおすすめです。
2. こういう時どうすればいいの?
毎日のお手入れだけでは対応できない、シミやシワ、においなどはそれぞれに合った方法で解決しましょう。11通りのお悩み別にお手入れ方法をご紹介するので、気になっているお悩みに合わせてお手入れ方法を見つけてください。
2-1. シワがついた
どんなにかっこいいスーツも、シワシワだとだらしなく見えてしまいます。分かってはいてもアイロンがけは時間がかかるもの・・・。実はお手軽なお手入れから本格的なアイロンがけまで、様々な方法でシワが伸ばせます。
お手軽度:★★★
所要時間はシャワーを浴びる時間のみの超お手軽なお手入れです。浴室の蒸気がアイロンのスチームのような効果をもたらし、シワを伸ばします。ただしスーツを濡らしすぎないことと、パンツはかけないように注意しましょう。パンツのセンターラインまで伸びてしまい、だらしない印象になってしまいます。
お手軽度:★★☆
1時間程度乾かすとかなりシワが伸びます。スチーム機能のついたアイロンが無くても、霧吹きと水だけでできるのが嬉しいですね。
また霧吹きは水でも効果がありますが、専用のシワ取りスプレーだともっとシワが伸びやすくなります。水を入れ替える手間も省けるのでおすすめです。
おすすめシワ取りスプレー:ダウニーリンクルリリーサー
2-2. パンツのセンターラインが消えそう
真っ直ぐなセンターラインはパンツ姿の命。センターラインがしっかり入っているだけで、足がすっきり長く見えます。
ラインが消えてだらしない印象になる前に、アイロンでしっかりプレスしてあげましょう。
パンツのアイロンのかけ方で、センターライン作りのコツがわかります。
センターラインのプレスに関してはアイロン以外の方法はおすすめしません。
クリーニングのかけすぎは生地を傷め、パンツプレッサーは間違った箇所にセンターラインがついてしまう可能性があります。
2-3. シミがついた
シミに気づいたらその場でぬるま湯を含ませたタオルで拭き取りましょう。
そしてできるだけ早く、それぞれのシミに合った方法で落としましょう。
油溶性のシミには洗剤の代わりにベンジンも有効ですが、匂いが強く引火しやすい薬品のため取り扱いに注意してください。
上記の方法では落ちなかった場合は、早めにクリーニング店に相談しましょう。
2-4. 雨に濡れた
雨に濡れてしまったときは、乾いたタオルで軽くたたくようにして水滴を落としましょう。摩擦で生地が傷んでしまうのでこすらないように注意してください。
ジャケットを乾かす
水滴が落としたあと、ジャケットはハンガーにかけて自然乾燥させます。ハンガーが木製だと木が水を吸ってくれるので良いですが、木製でない場合はスーツとハンガーの間にタオルを1枚かけると乾きが速まるそうです。
パンツを乾かす
パンツは濡れが激しい裾口を下にして吊ります。
吊ったあとも、クローゼットにはしまわないでください。スーツが乾かずカビが生えてしまいます。
2-5. パンツに泥が飛んだ
泥は水に溶けないため、ゴシゴシ洗ってもほとんど落ちません。まずは泥を乾かし、乾いた泥を落としましょう。
それでも取れなかった泥は、洗えるスーツの場合は洗剤の入ったお湯につけおき、それ以外のスーツは濡れタオルでトントンと叩いて落としましょう。揉み洗いしてしまうと、泥が繊維に入り込んでしまうので気をつけてください。
2-6. 汗をかいた
夏場のスーツは汗が気になりますよね…
汗は放置しておくと、においやカビの原因になります。本来は洗濯で落とせますが、問題はスーツの多くが水洗いに向かないことです。
洗えない生地のスーツは、濡れタオルで生地をトントンと叩いて汗を抜いていきましょう。擦ったり、押し付けたりすると生地が傷んでしまいます。
クリーニング店にも汗抜きのサービスはありますが、
通常のドライクリーニングでは効果がありません。汗抜きをしたいとはっきり伝えましょう。
汗が取れずにおいがしてきたときは、次にご紹介する別のお手入れがおすすめです。
2-7. においがする
においは蒸気を当てて取りましょう。蒸気の水分が汗などの匂いを取り込み、そのまま蒸発させてくれるので、乾く頃にはかなりのにおいが取れます。
2-8. スーツを洗いたい
日頃のお手入れでは汚れが取れてない気がする、クリーニング代がかかる…スーツをどうしても洗いたいときってありませんか?多くのスーツは洗濯機洗いNGとタグに書かれていますが、ホームクリーニング用の洗剤を使って洗えることもあります。
ただ、多少の型崩れは覚悟した方が良いです。
スーツの洗い方
1. 洗剤を選ぶ
エマールやアクロンなどのお洒落着洗い用の洗剤を使いましょう
2. 洗濯ネットに入れて洗濯機へ
そのまま洗濯機に入れると毛玉の原因になります
3. 洗濯モードを選ぶ
ドライがあればドライを選び、脱水は少なめに設定しましょう!
4. 干す
すぐに取り出して形を整えて陰干しします
干した後は休日にしっかりやるアイロンがけを参考に、しっかりアイロンがけで仕上げましょう。型崩れの可能性はありますが、水洗いでしか取れない汚れもあるので、さっぱりとした着心地を楽しめるはずです。
2-9. スーツがテカって見える
かっこいいはずのスーツ姿もテカテカだと台無しですよね。
テカテカのスーツは、摩擦で生地の繊維が押しつぶされていることが原因です。表面のでこぼこが無くなり平らになると、光が反射してテカってしまいます。
スチームの当て方はこちら→アイロンのスチームを使ったお手入れ
スチームだけではなおらないテカりは、お酢かベンジンを追加しましょう。
小さじ1杯の酢を水150ccで薄めて布に染み込ませ、テカり部分に叩くように湿らせます。または霧吹きで吹きかけます。
そのあとでスチームを当てればかなり目立たなくなります。
2-10. 出張中にスーツがシワにならないか心配
移動中カバンに詰めたスーツ、いざ着るときにはシワシワになっていませんか?
出張時に気になるスーツのシワは、ガーメントバックを利用してシワを防ぎましょう。
ガーメントバックが無かったり、もっとコンパクトに収納したいときは、正しくたためばシワは最低限に収められます。
1. 両肩に手を入れて背中を中心に折る
肩のラインが合うように揃えましょう。
2. 片方の肩を裏返し、もう片方の肩に重ねる
肩パッドが入っているので、ぴったり重なります。重ねたら、衿(カラー)を立てて全体を伸ばします。
3. 全体を半分に畳んで完成
1. チャックの部分を中に折り込む
2. 腰の両端をつまんで、センタープレスラインに合わせて置く
3. 3つ折にする
出張時はジャケットの間にパンツを挟み込むと、ジャケットにたたみじわが付きにくくなります。
スーツケースの中では圧縮せずに、余裕を持って収納しましょう。
2.11. 使わないので保管したい
良いスーツは何年も大切に使いたいもの。日頃きちんと手入れをしていても、虫に食べられてしまうと穴空きに、カビが生えると白いシミが入ってしまいます。保管の際は以下のチェックリストを参考に、スーツを虫やカビから守りましょう。
保管の前のチェックリスト
✔︎ 型崩れを防ぐため、ポケットの中身は全部出す
✔︎ クリーニングで溜まった汚れを落とす
ご自宅のお手入れでは油汚れは取りにくいので、クリーニングで溜まった汚れをすっきり落としましょう
✔︎ クリーニング後は、必ずビニールから出してガーメントバックを使う
ビニールは湿気がこもりやすく、カビが発生する場合があります
✔︎ 防虫剤を使って、虫食いを防ぐ
ここまでの作業が面倒な方には、衣類の保管・預かりサービスもおすすめです。
預かりサービスに出すだけで、クリーニングから保管までを一括でしてもらえます。
おすすめの預かりサイトーecloset(イークローゼット)
eclosetではオンラインで集荷→クリーニング&保管→配送できます。洋服だけでなく布団のクリーニング&保管もしてもらえるので、洗濯やクリーニングの手間が省けます。
3. まとめ
スーツは時と場合によって様々なお手入れが必要ですが、そのほとんどはお家でできます。毎日のブラッシングや、シワやにおいがついたときのスチームがけ、センターラインのアイロンを使ったプレスなど、お手入れを使いこなしてスーツ姿をかっこよく決めましょう。
今回は様々なお悩み別に幅広くお手入れをご紹介したので、お手入れで迷った時の参考になれば嬉しいです。
良いスーツは正しくお手入れすると何年もきれいに着こなせます。スーツを大切にして、毎日素敵なスーツで過ごしましょう。